当法人が後援をしている池田亀鑑賞についての紹介コーナーです。
■人物:池田亀鑑
・明治29~31(1896~1956)年。
・明治29年12月9日厳父宏文慈母とらの子として、鳥取県日南町の神戸上(かどのかみ)に生まれる。
・鳥取師範を経て、東京高等師範に学ぶ。東京帝国大学 文学部国文科を卒業。
・女子学習院、第一高等学校、二松学舎、慶応義塾、早稲田、帝国女子専門学校、東洋等各大学の講師又は助教授。
・大正大学、東京大学の教授等を歴任。昭和22年には文学博士号を授与される。
・専攻は平安朝文学。
・古典文献学の方法と理論を確立。近代国文学研究史に画期的な役割を果たした。
・中古古典文学、特に源氏物語の研究においては斯界の第一人者と称せられ、爾後の指針とされた。
・著書は源氏物語大成全8巻他多数。毎日学術奨励賞、朝日文化賞等を受賞する。
・昭和31年12月19日病を得て東京に没す(東大教授在任中に病没)。享年60才。
■「池田亀鑑賞」とは?
・池田亀鑑生誕の地(鳥取県日野郡日南町)から、没後55年となる平成23年(2011)5月2日、新たに「池田亀鑑賞」が誕生。
【趣旨】
・「池田亀鑑賞」は、文学の研究基盤を形成する上で、顕著な功績のあった研究に対して贈るものです。
・「池田亀鑑賞」は、その地道 な努力を顕彰し、さらなる成果の進展を期待する意味を込めています。
・「池田亀鑑賞」は、伝統ある日本文学の継承・発展と文化の向上に資することを目的として、
池田亀鑑生誕の地である「日南町」と「池田亀鑑文学碑を守る会」が、創設しました。
■受賞者一覧(書籍紹介)
・第1回(2012/03/10):杉田昌彦 『宣長の源氏学』
・第2回(2013/06/22):岡嶌偉久子 『源氏物語古注集成・林逸抄』
・第3回(2014/06/28):須藤圭 『狭衣物語 受容の研究』
・第4回(2015/06/27):滝川幸司 『菅原道真論』 (2015チラシ)
・第5回(2016/10/01):畠山大二郎 『平安朝の文学と装束』 (2016チラシ)
・第6回(2017/06/24):本橋裕美 『斎宮の文学史』 (2017チラシ)
・第7回(2018/06/30):松本 大 『源氏物語古注釈書の研究―『河海抄』を中心とした中世源氏学の諸相』(2018チラシ)
・第8回(2020/02/22):本宮洋幸 『うつほ物語の長編力』 (2019チラシ)
■募集・選定概要
■募集・選定概要
・前年度に発表された平安文学に関する学術図書、研究論文、資料整理及び資料紹介に対し、学界に寄与したと評価されるもの1件を選定します。
【賞】
受賞者には賞状と副賞(20万円)が贈呈されます。
日南町で行われる「もっと知りたい 池田亀鑑と『源氏物語』」の講演会において、
授賞式および記念講演を行なう予定です。
■選考委員
・伊井春樹(顧問/元 国文学研究資料館 館長)
・伊藤鉄也(会長/大阪大学 招へい教授)
・妹尾好信(委員長/広島大学 教授)
・池田研二(池田亀鑑子息、元 東海大学 教授)
・小川陽子(岐阜大学 准教授)
・原豊二 (ノートルダム清心女子大学 准教授)
・須藤圭 (筑紫女学園大学 准教授)
■その他 後援/協賛/協力・広報
【後援】
・鳥取県日野郡日南町教育委員会
・鳥取県教育委員会
・NHK鳥取放送局
・BSS山陰放送
・朝日新聞鳥取総局※朝日新聞デジタルの地域「鳥取」
・山陰中央新報社
・新日本海新聞社
【協賛】
・石見まちづくり協議会
【協力・広報】
・株式会社 新典社
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