凡例
1. 本書は『定家珠芳』によった。
2. 細字・割注は<>で記した。
古今名所
みよしの かすかの<とふひの>
くらふ山 みわ山
橘のこしま ゐて
をとは山 いその神<ふるき/みやこ>
ときは山 あまのかはら
高砂のおのへ おとこ山
神なひのもり もる山」1ウ
かさとり山 さほ山
ふきあけのはま たつた河
みむろの山 をくらの山
すゑの松山 あすかゝは
しほの山<さしての/いそ> かめのお
すみの江 いなはの山
あふみ かへる山
あふさかのせき こしのしら山」2オ
みかさの山 みかのはら
いつみ河<かせ山> あかしのうら
やつはし ふたみのうら
たむけ山 からこと
いかゝさき からさき
かみやかは よと河<よとのさは水>
かたの かつらの宮
かものやしろ たこのうらなみ」2ウ
みたらし河 伊勢のうみ
なみた河 ふしの山
さやの中山 みなせ河
なとり河 山しな
しらかは あさかのぬま
ふるの中みち 宇治のはしひめ
宮木の とは<山しろ>
<みよしのゝ>おほかはのへ ひきのゝつゝら
すまのあま みちのくのしのふもちすり」3オ
なからのはし いもせの山
ふかくさの山 しほかまのうら
むさしの 大原やをしほの山
こよろきのいそ をはすて山
ふるからをの のなかのしみつ
おほあらきのもり かゝみ山
なかをか あはちしま山
たまつしま たみのゝしま」3ウ
おきつのはま たかしのはま
布引瀧 きよたきの<せゝのしらいと>
ひえの山 つくはね
菅原や伏見 あさまの山
みゝなしの山のくちなし
しもとゆふかし かつら木山 うねの野
水くきのをかのやかた しはつ山<かさゆひ/のしま>
あなしの山 あたちのまゆみ
さゝのくまひのくま きひの中山」4オ
くめのさゝ山 せきのふちかは
なかはま あふくま
しほかまの<まかきの/しま> おくろさき<みつのこしま>
もかみ河 おふのうら」4ウ