京極黄門名号御詠七十首 Last updated 9/2/2002
渋谷栄一著(C)

1.概要

 「京極黄門名号御詠七十首」は、定家晩年の天福元年(1233)10月11日出家以後に詠まれた歌集。書写者は、冷泉為満(1559〜1619)。

  • 翻刻テキスト
  • 藤原定家全歌集

    2.主要研究史
    1940年(昭和15年)10月 冷泉為臣編著『藤原定家全歌集』(文明社 昭和15年10月)「拾遺愚草員外之外」に収録。
    1992年(平成4年)4月 『新編国歌大観』第10巻に収録。
    1993年(平成5年)6月 久保田淳著『中世和歌史の研究』(明治書院 平成5年6月)
    1995年(平成7年)2月 『拾遺愚草下 拾遺愚草員外 俊成定家詠草 古筆断簡』(冷泉家時雨亭叢書9 久保田淳「解題」 朝日新聞社 1995年2月)

    3.研究情報(解題・論文抄)

    《久保田》「『京極黄門名号御詠七十首』は巻子本一巻である。茶褐色表紙を有する。表紙左に寄せて、
      京極黄門名号御詠写 七十首
    と記した、縦二一・六センチ、横二・五センチの細い短冊状の題簽を有する。
     本文の料紙は楮紙、七枚を継いであり、料紙の寸法は、縦は各紙とも二〇・九センチ(以下単位同)、横は第一紙四五・八、第二紙四九・八、第三紙四九・一、第四紙四九・五、第五紙四八・五、第六四四八・九、第七紙四八・三である。所々に虫損があり、序の部分には補修が加えられている。
     奥書は、
      以作者自筆不違一字
      書写畢尤可証本
      而已
        (花押)
    とある。花押は冷泉家第九代為満(一五五九--一六一九)のそれと見られる。」(「解題」3〜4頁)
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