自筆本奥入
Last updated 7/15/2002
渋谷栄一翻字(C)(ver.1-1-1)

  

自筆本奥入

1 「自筆本奥入」の巻名をOKの次に数字2桁で記した。「桐壺」巻はOK01と表され「夢浮橋」はOK54と表される。
2 次に注釈項目を各巻ごとに0001から4桁の数字で記した。それ以外の行は0000と記した。
3 次に頁数(通し)を3桁、行数を2桁で記した。
4 「桐壺」巻の「ある時は」歌は、OK01000100106と表示される。
5 なお行間書き入れは、行数の次に「'」を記した。
6 行間書き入れ及び割注等は< >で記した。
7 本文の校訂記号は次の通りである。
 $(ミセケチ)・#(抹消)・+(補入)・&(ナゾリ)・=(併記)・△(不明文字)
8 訓点や送り仮名は< >で記した。但し、返り点は省略した。
9 作字した文字は[ ]で記した。
10 各丁の終わりには」の印と丁数とその表(オ)裏(ウ)を記した。
11 尊経閣文庫本、明融臨模本、大島本等に奥入または付箋に引用されている注釈は( )で記した。
12 「自筆本奥入」に欠脱している丁は、「高野本」(日本古典文学影印叢刊本)および「東山乙本」(源氏物語大成本)等によった。

奥入 注釈頁行 123456789012345678901234567890
OK01000000101 桐壺
OK01000000102 このまき一の名 つほせんさい
OK01000000103  或本分奥端有此名謬説也
OK01000000104  一巻之二名也
OK01000000105 伊行朝臣勘
OK01000100106 ある時はありのすさひにゝくかりき
OK01000000107 なくてそ人のこひしかりける(明付箋2)
OK01000200108 むはたまのやみのうつゝはさたかなる
OK01000000109 夢にいくらもまさらさりけり(明付箋3)
OK01000300110 やへむくらしけれるやとのさひしきに
OK01000000111 人こそ見えね秋はきにけり<此哥非其時古哥/不可為證哥>
OK01000400111' <問ひともなきやとなれとくるはるはやへむくらにもさはらさりけり 貫之哥>(明付箋4)」1オ
OK01000500201 いかにしてありとしられしたかさこの
OK01000000202 まつのおもはむこともはつかし
OK01000600203 ひとのおやの心はやみにあらねとも
OK01000000204 子を思道に迷ぬるかな(明付箋5)
OK01000000205 長恨哥
OK01000700206 帰来<レ>池苑皆依<レリ>旧<フルキ> 大液芙蓉未央柳(明奥入1)
OK01000800207 在天願作<タラム>比翼鳥 在地願為連理枝(明奥入2・明付箋6)
OK01000900208 たますたれあくるもしらすねし物を
OK01000000209 ゆめにも見しと思ひかけきや(明奥入3・明付箋8)」1ウ
OK01000000301 書加之
OK01000000302 寛平遺誡
OK01001000303 外蕃<クワイハム>之人必所<ラレム>召見<メシミ>者<モノ>在簾中
OK01000000304 見<ミヨ>之 不可<ヘカラ>直<タゝチニ>対<ムカフ>耳 李環<リワン>朕<チン>已失<セリ>
OK01000000305 之慎<ツゝシメ>之(明奥入4)
OK01000000305' <三条右大臣家屏風 貫之>
OK01001100306 とふ人もなきやとなれとくる春は
OK01000000307 やへむくらにもさはらさりけり(明奥入5・明付箋4)
OK01001200308 命婦 女房の五位に叙<シヨ>するをいふ
OK01000000309 令<リヤウニ>曰<ク>謂婦人帯<タイセルヲ>五位以上曰為内命婦也
OK01000000310 五位以上妻曰外命婦」2オ
OK01000000401 まくらこと
OK01001300402  あけくれのことくさのよし也(明奥入6)
OK01000000403 なき人のすみかたつねいてたりけむ
OK01000000404 かたみのかむさし
OK01000000405  長恨哥伝
OK01001400406 指<サシ>碧<ヘキ>衣女取<トリ>金釵<サ>鈿合<テンカウ>各折<ツムオリ>其半
OK01000000407 授<サツケ>使者曰為我謝<シヤセマク>太上皇謹<シムテ>献是物
OK01000000408 尋<ネヨ>旧<キ>好<ヒヲ>(明奥入7)
OK01000000409 ともし火をかゝけつくして」2ウ
OK01000000501  同長恨哥
OK01001500502  夕殿蛍飛思悄然 秋灯挑<カゝケ>尽<ツクシ>未能<アタハ>眠(明奥入8・明付箋7)
OK01000000503 あさまつりことはをこたらせ給
OK01001600504  春霄苦<イト>短<ミシカクシテ>日高<タケテ>起<オク> 従是<コレヨリ>君王不早朝<アサマツリコト>(明奥入9・明付箋9)
OK01000000505 右近のつかさのとのゐ申のこゑきこゆるはうしになりぬるなるへし
OK01001700506  亥<ヰ>一剋<ニ>左近衛夜行官人初奏時
OK01000000507  終<ル>子四剋
OK01000000508  丑一剋右近衛宿申<トノヒマウシ>事至卯一剋
OK01000000509  内竪<シユ>亥一剋奏<ス>宿簡<トノイフタヲ>(明奥入10)」3オ
OK01001800601 延長七年二月十六日当代源氏二人元服
OK01000000602 垂<レテ>母屋壁代<ロヲ>撤<テス>昼<ノ>御座<ヲ>其所<ニ>立倚<イ>子<ノ>
OK01000000603 御座<ヲ>孫庇第二間<ニ>有引入左右大臣座
OK01000000604 其南第一<ノ>間<ニ>置<ヲイテ>円座二枚<ヲ>為冠者<ノ>座<ト><並<ナラ/ヒテ>/西
OK01000000605 面又円座<ノ>前<ニ>置円座<ヲ>又其下<ニ>/置理髪<ノ>具<ヲ>皆盛<モル>柳筥<ニ>>先両大臣被<ツク>召
OK01000000606 着<マツ>各円座引入訖<ヲハテ>還着<ツク>本座<ニ>次冠者
OK01000000607 二人立座<ヲ>退下<シリソキオル>於侍<ライ>所<ニ>改<アラタム>衣装<シヤウヲ>此間<アイタ>両
OK01000000608 大臣給<テ>禄<ヲ>於<シテ>庭前<ニ>拝舞<ス><不<ス>着<チヤク>/沓<ヲ>>従仙華門
OK01000000609 退出<ス>於射場<ユハニ>着<ス>沓<ヲ>撤禄<ヲ>次冠者二人」3ウ
OK01000000701 入<テ>仙華門<ニ>於庭中<ニシテ>拝舞<ス>退出参<テ>仁和寺<ニ>
OK01000000702 帰参宸儀<シムキ>御<キヨス>侍所<ノ>倚子<ニ>親王左右大臣
OK01000000703 已下近<キン>臣等同候<候>有盃<ハイ>酒御遊両源氏
OK01000000704 候此座<候四位親王之次<ニ>依<テ>仰<オホセニ>也/奥<オク>方壁下也>深更<ニ>大臣
OK01000000705 以下給禄<ヲ>両源氏<ノ>宅<イエ>各調<ウシテ>屯<トム>食廿具<ヲ>
OK01000000706 令<シム>分<ワカタ>諸陣所々<ニ>(明奥入11)
OK01000000707 屯食事 天慶三年親王元服日
OK01001900708 内蔵寮十具穀倉<コクサウ>院十具已上検校<ケンケウ>太政大臣
OK01000000709 仰<セテ>之<ヲ>調<ス>之衛門府<ノ>五具督仰儲<マウケ>之左馬寮」4オ
OK01000000801 五具御監<ケン>仰儲之
OK01000000802 南殿版<ハン>位<ノ>東其東春興殿<ノ>西<ニ>立辛櫃<カラヒツ>
OK01000000803 十合<ヲ>件<クタム>等物有宣旨自<ヨリ>長楽門出入<ス>
OK01000000804 上卿仰<ス>弁官<ニ>分給所々<ニ>史二人勾当<コウタウ>
OK01000000805 其事<ニ>仰<テ>検非違使<ニ>令分給
OK01000000806 弁官三太政大臣(大臣=官歟)二左右近三具左右兵衛二
OK01000000807 左右衛門二蔵人所二内記所一薬<クス>殿一
OK01000000808 御書所一内竪<シユ>所一校書<シヨ>殿一作物<ツクモ>所一
OK01000000809 内侍所四采女<ウネヘ>一内教坊一糸所一御匣殿一(明奥入12)」4ウ

OK02000000901 箒木」5オ
OK02000001001 伊行朝臣
OK02000101002 かすかのゝわかむらさきのすり衣
OK02000001003 しのふのみたれかきりしられす(明奥入2・大奥入2)
OK02000201004 しかりとてとすれはかゝりかくすれは
OK02000001005 あないひしらすあふさきるさに(明奥入3・大奥入3)
OK02000301006 はちす葉のにこりにしまぬ心もて
OK02000001007 なにかはつゆを玉とあさむく(明奥入4・大奥入4)
OK02000401008 観身岸額離根草 論命江頭不繋舟(明奥入5・大奥入5)
OK02000501009 ひきよせはたゝにはよらてはるこまの
OK02000001010 つなひきするそなはたつときく(明奥入6・大奥入6)」5ウ
OK02000601101 あすか井にやとりはすへし影もよし
OK02000001102 みもひもさむしみまくさもよし(明奥入7・大奥入7)
OK02000701103 いつらにかやとりとるらむあさひこの
OK02000001104 さすやをかへのたまさゝのうへ(明奥入8・大奥入8)
OK02000801105 塵をたにすへしとそ思さきしより
OK02000001106 いもとわかぬるとこなつの花(明奥入9・明付箋1・大奥入9)
OK02000901107 それをたに思事とてわかやとを
OK02000001108 見きとなかけそ人のきかくに(明奥入10・大奥入10)
OK02001001109 相坂の名をはたのみてこしかとも
OK02000001110 へたつるせきのつらくもあるかな(明奥入11・大奥入11)」6オ
OK02001101201 こひしきをなにゝつけてかなくさめむ
OK02000001202 夢たに見えすぬる夜なけれは(明奥入12・明付箋2・大奥入12)
OK02001201203 風俗(明奥入13・大奥入13)
OK02001301204 催馬楽 呂
OK02000001205 和加伊戸波 止波利帳(帳+於)毛 多礼
OK02000001206 留乎 於々保支美支万世江々々 无己尓(无己尓$)」6ウ
OK02000001301 せ无美以左可奈尓奈尓与介无(せ无美以左可奈尓奈尓与介无$)
OK02000001302 无己尓せ无美い左可奈尓奈与
OK02000001303 介无安波<安安>比左多乎加 可世<与>
OK02000001304 介无 安々波<安々>比左太乎可
OK02000001305 加世与介无(明奥入14・大奥入14)
OK02001401306 二道
OK02000001307 父家ニ居住せハ孝心可有 男家に
OK02000001308 居住せハ嫂仕ヲせよといふ事也
OK02000001308' <是ハ非本文>(頭注)(明奥入15・大奥入15)
OK02001501309 三史 史記 漢書<シヨ> 後漢書」7オ
OK02000001401 五経 毛詩<モウシ> 礼記<ライキ> 左伝<テム> 周易<シユヤク> 尚書<上シヨ>
OK02000001402 三道 紀伝<テム> 明<ミヤウ>経 明法(明奥入16・大奥入16)
OK02000001403 注加<シルシクハフ>
OK02000001404 まとのうちなるほとは
OK02000001405 長恨哥
OK02001601406 楊家有女初長成 養在深窓人未識(明奥入1・大奥入1)
OK02000001407 ふたつのみちうたふをきけ
OK02000001408 文集 秦<シン>中吟<キム>
OK02001701409 天下無正声<セイセイ> 悦<ヨロコハシムルヲ>耳即為娯<タノシヒト>」7ウ
OK02000001501 人間<ニ>無正色<セイソク> 悦目<ヲ>即為妹<カホヨキ>
OK02000001502 顔<カホ>色非相遠<サカレルニ> 貧富<ヒンフ>則有殊<コトナルコト>
OK02000001503 貧時<ノ>為所<ラル>弃<ステ> 富為時所<ラル>趁<ワシ>
OK02000001504 紅楼富家<カ>女 金縷<ル>繍羅<シウラ>襦<キモノ>
OK02000001505 見<テ>人不斂<オサメ>手 矯<ヲコリ>癡<ヲロカナル>二<ニ>八初<メ>
OK02000001506 母兄<ケイ>未<サルニ>開<ヒラカ>口 已嫁<トツク>不須臾<シハラクタモアラ>
OK02000001507 緑窓<ロクソウノ>貧家<ヒンカ>女 寂寞二十余」8オ
OK02000001601 荊釼<ヲトロカムサシ>不直<アタヒセ>銭 衣上<ニ>無真珠
OK02000001602 幾廻<イクタヒカ>人欲<スル>娉<ヨハゝムト> 臨<ノソムテ>日又踟躊<チチウスル>
OK02000001603 主<シユ>人会<クワイス>良媒<ハイ> 置<ヲイテ>酒<ヲ>満<リ>玉壺<キヨコニ>
OK02000001604 四座且<シハラク>勿<ナカレ>飲<ノムコト> 聴<キケ>我歌<ウタフ>両途<フタツノミチ>
OK02000001605 富家女易<ヤスシ>嫁 嫁<コト>早<ハヤケレハ>軽<アナツル>其<ノ>夫<オフトヲ>
OK02000001606 貧家女難<シ>嫁 嫁晩<ヲソケレハ>孝<カウアリ>於姑<シウトメ>」8ウ
OK02000001701 聞<ケ>若<モシ>欲<スルモノナラハ>娶婦<メヲトラムト> 娶婦<コト>意如何(明奥入17・大奥入17)」9オ
OK02000001801 なかゝみ
OK02000001801' <安家説>
OK02001801802 天一神也 世俗所称<スル>奈加神 中神歟
OK02000001803 金<コム>[木+貴]<シ>経<ニ>云 天一立<ツ>中央<ヰヤウニ>為<リ>十二将定<メ>
OK02000001804 吉凶<キツキヤウヲ>断<タムスル>事<ヲ>者也 如<ハ>此文<ノ>者中<ノ>字無
OK02000001805 不審歟 件<クタムノ>方忌<ミノ>事古今所違<タカヘ>来也(大島本奥入「空蝉」に竄入)
OK02001901806 なか河 見<エタリ>李部<リホウ>王<ノ>記<ニ>
OK02000001807 今<ノ>京極河也 古<シヘノ>人称<ス>中河<ト>
OK02000001808 法成寺の始ハ人中河の御堂と云
OK02000001809 又在行成卿記」9ウ

OK03000001901' <空蝉>
OK03000101901 夕やみは道たと/\し月まちて
OK03000001902 かへれわかせこそのまにも見む(付箋1)
OK03000201903 伊予のゆのゆけたはいくついさしらす
OK03000001904 かそへすよますきみそしる覧
OK03000301905 すゝか河いせをのあまのすて衣
OK03000001906 しほなれたりと人や見る覧(付箋2)(大島本奥入「帚木」に竄入)
OK03000401907 とりかへす物にもかなや世中を
OK03000001908 有しなからのわか身とおもはむ(大島本奥入「帚木」に竄入)」10オ
OK03000002001 うつせみ
OK03000002002 二のならひとあれと
OK03000002003 はゝ木ゝのつき也
OK03000002004   ならひとは見えす
OK03000002005 一説には
OK03000002006 二かゝやく日の宮<このまきなし>
OK03000002007  ならひの一はゝ木ゝ<うつせみは/おくにこめたり>
OK03000002008      二ゆふかほ」10ウ

OK04000002101 くた/\しき事はあなかちにかくろ
OK04000002102 へしのひたまひしもいとおしくてみな
OK04000002103 もらしとゝめたるをなとみかとの
OK04000002104 御こならむからにみ(み&み)たら(たら$)む人さへ
OK04000002105 かたほ(ほ&ほ)ならすものほめかちなる
OK04000002106 とつくり事めきてとりなす人も
OK04000002107 のしたまひけれはなむ(△△&なむ)あまりも
OK04000002108 のいひさかなきつみさり所なく(夕顔巻尾本文、削除符号アリ)」11オ
OK04000002201' <夕顔>
OK04000102201 世中はいつくかさしてわかならむ
OK04000002202 ゆきとまるをそやとゝさたむる
OK04000202203 打渡すをち方人に物申すわれそのそこに
OK04000002204 しろくさけるはなにの花そも
OK04000302205 おいぬれはさらぬわかれのありといへは
OK04000002206 いよ/\見まくほしきゝみかな
OK04000402207 世中にさらぬわかれのなくもかな
OK04000002208 ちよもとなけく人のこのため
OK04000002209 長恨哥
OK04000502210 七月七日長生殿夜半無<シテ>人私<ヒソカニ>語<シ>時
OK04000002211 在天願作比翼鳥
OK04000002212 天<ノ>長<キ>地<ノ>久<キ>有時<ニ>尽<クルコト>此恨<ウラミハ>綿<メン>々<トシテ>無<ケム>絶<ユル>期<コ>(奥入2)」11ウ
OK04000602301 にほとりのおきなかゝはゝたえぬとも
OK04000002302 きみにかたらふことつきめやは
OK04000702303 おもふとていとしも人にむつれけむ
OK04000002304 しかならひてそ見ねはこひしき
OK04000802305 いはぬまはちとせをすくす心ちして
OK04000002306 松はまことにひさしかりけり(奥入3)
OK04000902307 貞信公於南殿御後被取<ラレ>釼<タチノ>石付<ツキヲ>給抜<ヌキ>釼<ケムヲ>給
OK04000002308   在大鏡無他所見歟(奥入4)
OK04001002309 八月九月正長夜千声万声無止時
OK04001102310 ねぬなはのくるしかるらむきみよりも
OK04000002311 我そますたのいけるかひなき
OK04001202312 こりすまに又もあたなはたちぬへし
OK04000602313 人にくからぬよにしすまへは」12オ
OK04001302401 亥<ノ>一剋<ニ>侍<シ>臣名対面<タイメン> 起<オコル>自延喜元年
OK04000002402 滝口武士名対面事
OK04000002403 亥一剋 侍臣奏<ソウシテ>之後
OK04000002404 延喜九年五月廿日蔵人源揚<アカル>宣<オホセテ>云<ク>
OK04000002405 候滝口輩<トモカラ>三ケ<カ>夜<ヤ>以上無<ク>故<ユヘ>不<セスハ>参
OK04000002406 莫<レ>預<アツカルコト>着到<ニ>宜<ヨロシク>待<テ>後仰者
OK04001402407 揚名介 此事源第一之難儀也末代人
OK04000002408     非可勘<カムカヘ>知<ヘキ>事<ニ>歟(奥入1)
OK04000002409 △△△△(△△△△#)
OK04000002410 △△△△(△△△△#)」12ウ

OK05000002501 くるをいとおかしきもてあそひなりむ
OK05000002502 すめなとはたかはかりになれは心やすく
OK05000002503 うちふるまひへたてなきさまに
OK05000002504 ふしお(△&お)きなとはえしもすましきを
OK05000002505 これはいとさまかはりたるかしつきくさ
OK05000002506 なりとおほいためり(若紫巻尾本文、削除符号アリ)」13オ
OK05000002601 若紫
OK05000102602 あまのすむそこの見るめもはつかしく
OK05000002603 いそにおいたるわかめをそかる(奥入1)
OK05000202604 従冥入於冥 法華経(奥入2)
OK05000302605 可川良支乃 天良乃末戸名留や
OK05000002606 止与良乃天良乃 尓之奈留や 江の波
OK05000002607 為尓 之良太万之川久や 末之良た万
OK05000002608 しつくやをしもともをしからてはくにそ
OK05000002609 さかえむや 和伊戸良曽と美せ牟や
OK05000002610 おゝ之とゝと之屯止おゝ之屯止止屯止(奥入3)」13ウ
OK05000402701 君をいかておもはむ人にわすらせて
OK05000002702 とはぬはつらき物としらせむ
OK05000502703 いのちたに心にかなふ物ならはなにかは人
OK05000002704   をうらみしもせむ
OK05000002705' <不可用>(頭注)
OK05000602705 すみそめのくらふの山にいる人は(は=も)
OK05000002706 たとる/\そかへるへらなる<心玄隔/此哥ハ/鞍馬山也/非此事>(奥入4)
OK05000002707' <上句此哥如何>(頭注)
OK05000702707 みなといりのあしわけをふねさはりおほみ
OK05000002708 おなし人にやこひむと思し(奥入5)
OK05000802709 人しれす身はいそけとも年をへて
OK05000002710 なとこえかたきあふさかのせき(奥入6)
OK05000002711 風俗常陸哥
OK05000902712 ひたちには田をこそつくれ田礼をかねやまを
OK05000002713 こえ野をもこえ君かあまたきませる(奥入7)
OK05000002714 しらねともむさしのといへはかこたれぬ
OK05000002715   よしやそこそはむらさきのゆへ」14オ
OK05000902801 あしわかの浦にきよする白浪の
OK05000002802 しらしな君は我おもふとも
OK05000002803' <未勘>(頭注)
OK05000002803 なそこひさらむ
OK05000002804 くらふの山
OK05000002805  定有證哥歟未勘
OK05000002806 ちはやふる神のいかきもこゆる身は
OK05000002807 くさのとさしになにかさはらむ」14ウ

OK06000002901 伊勘 末摘花
OK06000102902 琴詩酒友皆抛我雪月花時尤憶君(奥入1)
OK06000202903 伊毛可々度世奈可々度 由支須支
OK06000002904 可祢天也 和可由可波 比知可左の比知
OK06000002905 可左のあめもふらなむしてた
OK06000002906 を左あまやとり可さやとりて
OK06000002907 まからむしてたをさ(奥入2)
OK06000302908 わか袖は名にたつすゑのまつ山か
OK06000002909 そらより浪のこえぬ日そなき」15オ
OK06000403001 白雪(白雪$あはゆき)はけふはなふりそ白妙の
OK06000003002 袖まきほさむ人もなき身に(付箋2)
OK06000503003 紅を色こき花と見しかとも
OK06000003004 人をあくたにうつろひにけり(付箋3)
OK06000603005 あらたまの年立帰朝より
OK06000003006 またるゝ物はうくひすのこゑ
OK06000703007 もゝちとりさへつるはるは物ことに
OK06000003008 あらたまれとも我そふりゆく(付箋4)
OK06000803009 夢とこそ思へけれとおほつかな
OK06000003010 ねぬに見しかはわきそかねつる(付箋5)」15ウ
OK06000003101 書加
OK06000903102 北窓三友 文集六十二 三友是也
OK06000003103 今日北窓下 自<ラ>問<トフ>何<ソ>所為<スル> 欣然<キムセムトシテ>得三友
OK06000003104 三友<ハ>者為<スル>誰 琴罷<ヤム>輙<スナハチ>挙<キヨス>酒 酒罷輙吟<キム>詩
OK06000003105 三友逓<タカヒ>相引 脩環<シウクワンシテ>無已<ヤム>時 一<タヒ>弾<タムシ>△<カナヘリ>中心
OK06000003106 一詠<シ>暢<ノフ>四支 猶恐<ヲソラク>中有間<ヒマ> 以酔弥<ヒ>縫<ホウ>之(奥入5)」16オ
OK06001003201 おもはすはおもはすとやはいひはてぬ
OK06000003202 なそ世中のたまたすきなる(付箋1)
OK06001103203 したにのみこふれはくるし山のはに
OK06000003204 またるゝ月のあらはれはいかに
OK06001203205 ふるき 貂<フルキ>といふけものゝかはのきぬ也
OK06001303206 文集秦中吟
OK06000003207 夜深<フケテ>爐<ロ>火尽<ヌ> 霰雪白<シ>紛<フン>々」16ウ
OK06000003301 幼<ワカキ>者<ハ>形不蔽<カクレ> 老者<ハ>体<テイ>無温<アタゝカナルコト>
OK06000003302 悲端<ヒタント>与寒気<キ> 併入<テ>鼻中<ウチ>辛<カラシ>(奥入3)
OK06001403303 求<メ>子の哥を 春日にてはみかさの山とうたふ(奥入4)
OK06000003303' <此事猶不叶歟>(頭注)
OK06001503304 平中か妻哥云々
OK06000003305 我にこそつらさは君かみすれとも
OK06000003306 人にすみつくかほのけしきよ(付箋6)
OK06001603307 にほはねとほおゑむ梅の花をこそ
OK06000003308 我もおかしとなりてなかむれ(付箋7)
OK06001703309 わかむとほり 王孫をいふ
OK06001803310 夢かとそ見るとうちすして<伊行釈不相叶/可勘之>」17オ
(空白)」17ウ

OK07000003501 紅葉賀」18オ
OK07000103601 一 青海波詠之<多久行説/小野篁作>
OK07000003602 桂<ケイ>殿<ニ>迎<ムカフ>初<ノ>歳<ヲ>
OK07000003603 桐<トウ>楼<ニ>媚<コヒタリ>早<サウ>年
OK07000003604 剪<キル>花<ヲ>梅樹<ノ>下
OK07000003605 蝶<テウ>鴛<エン>画<クワ>梁<ノ>辺<ホトリ>
OK07000003606 此楽<さかのてんわうの御時/もとひやうて(て+う)なりし/おはんしきてうになさる>(貼紙・奥入4)」18ウ
OK07000203701 わかやとにまきしなてしこいつしかも
OK07000003702 花にさかなむよそへても見む
OK07000303703 しほみては入ぬるいその草なれや
OK07000003704 見らくすくなくこふらくのおほき
OK07000403705 伊勢のあまのあさなゆふなにかつくてふ
OK07000003706 見るめに人をあくよしも哉
OK07000503707 保曽呂倶世利 楽名栢笛右楽也(奥入5)
OK07000603708 おほあらきのもりのした草おいぬれは
OK07000003709 こまもすさめすかる人もなし」19オ
OK07000703801 ひまもなくしけりにけりなおほあらきの
OK07000003802 もりこそ夏のかけはしりけれ
OK07000803803 つのくにのなからのはしの(つのくにのなからのはしの$おもふことむかしなからの)はし/\ら
OK07000003804 おい(おい$ふり)ぬる身こそかなしかりけれ
OK07000903805 にくからぬ人のきせけるぬれきぬは
OK07000003806 おもひにあへすいまかはきなむ
OK07001003807 こひしさのかきりたにある世なりせは
OK07000003808 つらきをしひてなけかさらまし
OK07000003808' <山代呂>(頭注)
OK07001103809 山しろの己まのわたりのうりつくりなよやら
OK07000003810 いしなやさいしなやうりつくり宇利つくりはれ」19ウ
OK07000003901 うりつくりわれおほ
OK07000003902 之と伊不伊か尓せ无名与也良伊之名
OK07000003903 や左伊之奈や以可耳せむいかにせむ
OK07000003904 波礼いかにせむなりやしなまし
OK07000003905 宇利多川末天仁や良以之奈佐い
OK07000003906 しなや宇利多川末宇利たつまてに(奥入1)
OK07001203907 東屋
OK07000003908 あつまやのまやのあまりのそのあ
OK07000003909 まそゝきわれたちぬれぬとのとひ
OK07000003910 らかせ
OK07000003911 かすかひもとさしもあらはこそゝのとのと
OK07000003912 われさゝめをしひらいてきませ我や人つま(奥入3)」20オ
OK07001304001 わかせこかくへきよひ也さゝかにの
OK07000004002 くものふるまひかねてしるしも
OK07001404003 紅のこそめの衣したにきて
OK07000004004 うへにとりきはしるからむかも
OK07001504005 いぬかみのとこの山なるいさら河
OK07000004006 いさとこたへてわかなもらすな
OK07001604007 わかれてのゝちそかなしきなみた河
OK07000004008 そこもあらはになりぬとおもへは」20ウ
OK07001704101 文集巻第十
OK07000004102 夜聞<ク>歌者<ウタフモノ> 宿<ス>鄂<カク>州
OK07000004103 夜泊<トマル>鸚鵡洲 江秋月澄徹<チヨウテチセリ>
OK07000004104 隣船<リンセム>有歌者<ウタフモノ> 発<ハツシテ>調<ヲ>堪<タヘ>愁絶<シウセチ>
OK07000004105 歌罷<ヤム>継<ツク>以泣<ナムタ> 泣<ナク>声<コエ>通<カヨフ>復<マタ>咽<ムセフ>
OK07000004106 尋声見其人 有婦<フウ>顔<カホ>如雪
OK07000004107 独<ヒトリ>倚<ヨリテ>帆墻<ハムシヤウ>立<タテリ> 娉[女+亭]<ヘイテイタル>十七八」21オ
OK07000004201 夜涙似真珠 雙<サウ>々<トシ>堕<オツ>明月
OK07000004202 借問<トフ>誰家婦<ソ> 歌泣<カアキウ>何<ナンソ>凄切<セイセチナル>
OK07000004203 一<ヒトタヒ>問<トフ>一霑<ウルヲス>巾<キム> 低<タレ>眉<マユ>竟<ツヒニ>不説<トカ>(奥入2)」21ウ

(白紙)」22オ
OK08000004401 花宴
OK08000104402 てりもせすくもり(り+も)はてぬ春の夜の
OK08000004403 おほろ月夜にゝる物そなき(明付箋2)
OK08000004404 千里哥也 其題嘉陵春月詩
OK08000004405       哥合判詞
OK08000004406 今載于此物語或人△(△#)以之
OK08000004407 為夏夜之證哥可謂道之恥
OK08000204407' <不明<テリモ>不暗<リモ>/朧々月/非暖<タン>非寒<カン>/慢<マン>々<タル>風>(頭注)
OK08000304408 貫河 催馬楽律
OK08000004409 ぬきかはのせゝのや波良多まくらや
OK08000004410 はらかにぬるよはなくておやさくる」(高野本)22ウ
OK08000004501 つまをやさくる(る+つ)末はまして留
OK08000004502 宇留(宇留#)はし之(し&之)加さらは也はきのいちに
OK08000004503 くつかひにかむ(明奥入2・大奥入2)
OK08000404504 今こそあれ我も昔はおとこ山
OK08000004505 さかゆく時もありまし物を(明付箋3)
OK08000504506 見る人もなき山里のさくら花
OK08000004507 外のちりなむのちそさかまし(明付箋4)
OK08000604508  石川呂
OK08000004509 いしかはのこまうとにおひをとられて
OK08000004510 からきくいするいかなるおひそ
OK08000004511 はなたのおひのなかはたえたる(明奥入3・大奥入3)」23オ
(白紙)」23ウ

(白紙)」24オ
OK09000004801 葵
OK09000104802 ひとたまひ 人給 今出車名也
OK09000004803   権記多有此名」24ウ
OK09000204901 我をおもふ人をおもはぬむくひにや
OK09000004902 わかおもふ人のわれを思はぬ
OK09000304903 さゝのくまひのくまかはにこまとめて
OK09000004904 しはし水かへかけをたにみむ
OK09000404905 伊勢のうみにつりするあまのうけなれや
OK09000004906 心ひとつをさためかねつる
OK09000504907 くやしくそくみそめてけるあさけれは
OK09000004908 そてのみぬるゝ山の井の水
OK09000604909 身をすてゝいにやしにけむ思ふより
OK09000004910 ほかなるものは心なりけり
OK09000704911 おもはしとおもふもゝのを思なり」25オ
OK09000005001 おもはしとたに思はしやなそ
OK09000805002 むすひをきしかたみのこたになかりせは
OK09000005003 なにゝしのふのくさをつまゝし
OK09000905004 時しもあれ秋やはひとのわかるへき
OK09000005005 さるは夜さむになれるころしも
OK09001005006 神な月いつもしくれはふりしかと
OK09000005007 かくそてひつるおりはなかりき
OK09001105008 しらくものこゝのへにたつみねなれは
OK09000005009 おほうちやまとむへもいひけり
OK09001205010 いろならはうつるはかりもそめてまし
OK09000005011 おもふ心をしる人のなさ
OK09001305012 みなれきのみなれそし(し$)なれてはなれなは」25ウ
OK09000005101 こひしからんやこひしからしや
OK09001405102 すゑのつゆもとのしつくやよの中の
OK09001505103 わかくさのにゐたまくらをまきそめて
OK09000005104 よをやへたてむにくからなくに
OK09001605105 みかりするかりはのをのゝならしはの
OK09000005106 なれはまさらてこひそまされる
OK09001705107 あたらしくあくることしをもゝとせの
OK09000005108 はるやきぬるとうくひすのなく
OK09001805109 長恨哥
OK09000005110 鴛鴦瓦冷<ヒヤカニシテ>霜華重旧枕故衾
OK09000005111 誰与共(奥入3)」26オ
OK09000005201 有所嗟<ナケク>二首 夢<ホウ>得
OK09001905202 [广+臾]<イウ>令<レイ>楼<ノ>中<ニ>初<ハシメテ>見<ミシ>時 武昌<フシヤウノ>春<ノ>柳<ハ>似<ニタリ>腰支<コシハセニ>
OK09000005203 相<アヒ>逢<アフシモ>相<アヒ>失<ウシナフシモ>両<フタツナカラ>如<コトシ>夢<ユメノ> 為<ナリ>雨<アメト>為<ナリニケム>雲<クモトヤ>今<イマハ>不<ス>知<シラ>
OK09002005204 鄂<カク>渚濛<モウ>々<トシテ>烟雨<エンウ>微<ヒナリ> 女郎魂<タマシヒ>逐<ヲフテ>暮雲帰<カヘル>
OK09000005205 只<タゝ>応<ヘシ>長<ナカク>在<アル>漢陽<ノ>渡<ワタリニ> 化<クワシテ>作<ナリ>鴛鴦<ト>一隻<セキニ>飛<トハム>
OK09000005206 夢得は白楽天同時之人也
OK09000005207 おもふ人にをくれてつくれる詩也(奥入2)」26ウ

OK10000005301 榊」27オ
OK10000105401 ちはやふる神のいか木もこえぬへし
OK10000005402 いまはわか身のおしけくもなし
OK10000005403   大宮人の見まくほしさに(奥入1)
OK10000205404 あまのはらふみとゝろかしなる神も
OK10000005405 おもふ中をはさくる物かは
OK10000305406 世にふれはうさこそまされよしの山
OK10000005407 いはのかけみちふみならしてむ
OK10000405408 史記 呂后本紀
OK10000005409 戚<セキ>夫人<ハ>趙<テウ>王如意<シヨイカ>母<ハゝ>也 呂后<リヨコウ>怨<ウラム>戚<セキ>夫人
OK10000005410 其<ソノ>子趙王<ヲ> 囚<トラヘテ>戚<セキ>夫人<ヲ>断<タチ>手足<ヲ>去<ステ>眼<コヲ>
OK10000005411 [火+軍]<フスヘテ>耳<ヲ>飲<ノマシメテ>[疔-丁+昔]<ヲフシ>薬<リヲ>使居<ヲラシム>厠<カハヤノ>中<ニ> 命<ナツケテ>曰人[王+比]<テイト>(奥入2)」27ウ
OK10000505501 あまのとをゝしあけかたの月見れは
OK10000005502 うき人しもそこひしかりける
OK10000605503 いにしへのしつのをたまきくりかへし
OK10000005504 むかしを今になすよしも哉
OK10000705505 ちかきよに 未勘
OK10000805506 漢書<シヨ>
OK10000005507 昔荊軻<ケイカ>慕<ネカフ>燕丹<エンタン>之<カ>義<キヲ> 白虹貫<ツラヌケリ>日<ヲ>
OK10000005508 而太子畏之<ヲチタリ>(奥入3)
OK10000905509 山さくらみにゆく道をへたつれは
OK10000005510 かすみも人の心なるへし
OK10001005511 かすならぬ身のみものうくおもほえて
OK10000005512 またるゝまてもなりにける哉」28オ
OK10001105601 をとにきくまつかうらしまけふそみる
OK10000005602 むへも心あるあまはすみけり
OK10001205603 甕頭<ノ>竹葉<ハ>経<ヘテ>春<ヲ>熟<シユクス> 階底薔微入夏開(奥入4)
OK10001305604 高砂 律 長生楽破
OK10000005605 たかさこの 左伊左々古乃 太加左乎乃
OK10000005606 戸尓太天留 之良太末太万川
OK10000005607 波木 多万や名支
OK10000005608 曽礼毛加と 左牟末之毛 可止末之毛
OK10000005609 可度 祢利乎左美乎乃見曽加
OK10000005610 介尓世牟 多万や多支 名尓之加
OK10000005611 毛沙名尓之加毛 名尓之加毛」28ウ
OK10000005701 古々呂毛万多伊介牟由利波名乃
OK10000005702 沙由利波名乃 介左々伊多留
OK10000005703 波川波名尓 安波末之毛乃乎
OK10000005704 左由利波名の(奥入5)
OK10001405705 史記 魯<ロ>世家」29オ
OK10001505801 周公旦者文王之子 武王之弟自知其貴
OK10000005802 忠仁公者皇帝之祖 皇后之父世推其仁
OK10000005803    貞信公第三表江相公
OK100014'05804 於是卒<ツヒニ>相<シヤウタリ>成王 而<シカウシテ>使<シテ>其子
OK10000005805 伯禽<ハクキムヲ>代<カハテ>就<ツカシム>封<ホウ>於魯<ロ>戒<イマシメ>伯禽曰<ノタマハク>
OK10000005806 我文王之子武王之弟成王之<ノ>」28ウ
OK10000005901 叔父<シクフ>也 於天下亦不<ス>賤<イヤシカラ>矣 然<レトモ>
OK10000005902 我一<ヒトタヒ>沐<カミヲアラフ時ニ>三<ミタヒ>捉<トリ>髪<カミヲ> 一<タヒ>飯<ハンスル時ニ>
OK10000005903 三<タヒ>起<タテ>以待<マツ>士<シ> 猶恐<ヲチテナリ>失<ウシナハムコトヲ>天下<ノ>
OK10000005904 之賢人 子之<ユク>魯<ロニ>慎<ツゝシムテ>無<ナカレ>以<モテ>
OK10000005905 国驕<ヲコルコト>人」30オ
(白紙)」30ウ

OK11000006101 花散里
OK11000106102 かこはねと蓬のまかき夏くれは
OK11000006103 うへしかきねもしけりあひ(ひ=ひ歟)にけり
OK11000206104 いにしへの事かたらへは郭公
OK11000006105 如何しりてかなくこゑもする(定付箋1)
OK11000306106 橘のかをなつかしみ郭公
OK11000006107 かたらひしつゝなかぬ日そなき(定付箋2)」(高野本)31オ
(白紙)」31ウ

OK12000006301 陬麻」32オ
OK12000106401 いへはえにふかくかなしきふえたけの
OK12000006402 夜こゑやたれとゝふ人(人+も)かな
OK12000206403 ことなしにて
OK12000006404 きみ見すてほとのふるやのひさしには
OK12000006405   あふことなしの草そおひける
OK12000306406 あひにあひて物思ころのわかそては
OK12000006407 やとる月さへぬるゝかほなる
OK12000406408 時しあらは
OK12000506409 いとゝしくすきゆく方のこひしきに
OK12000006410 うら山しくもかへる浪かな
OK12000606411 三千里外」32ウ
OK12000706501 わくらはに問人あらはすまのうらに
OK12000006502 もしほたれつゝわふとこたへよ
OK12000806503 いける世にとは
OK12000906504 白浪はたちさはくともこりすまのうらの見るめは
OK12000006505   からむとそ思
OK12001006506 せきふきこゆる
OK12000006507 行平中納言哥可尋之 能宣朝臣詠之
OK12001106508 三五夜中新月色二千里外故人心
OK12001206509 去<キヨ>年今夜侍清涼秋憶詩篇<ヘン>独断腸
OK12000006510 恩賜御衣今在此捧持毎日拝余香
OK12001306511 おもひきやひなのわかれにおとろへて
OK12000006512 あまのなはたきいさりせむとは」33オ
OK12001406601 馬<ノ>長<オサ>無驚時変改<ヘンカイ>一<ヒ>栄<ハナサキ>一落是春秋
OK12001506602 史記
OK12000006603 趙<テウ>高指<サシテ>鹿<カヲ>謂馬 秦<シムノ>二世<シセイノ>時
OK12001606604 王昭君  朝綱卿
OK12000006605 翠黛<スイタイ>紅顔<カン>錦繍<キムシウ>粧<ヨソホイ> 泣<ナク/\>尋<テ>沙塞<ササイ>出家<カ>郷<ヲ>
OK12000006606 辺<ヘン>風吹<キ>断<タツ>秋心緒<シムシヨヲ> 隴<リヨウ>水<ニ>流<レ>添<ソウ>夜涙行<ルイカウ>
OK12000006607 胡角<カク>一声霜後夢 漢宮万里月前腸<ハラワタ>
OK12000006608 昭君若<モシ>贈<ヲクラマシカハ>黄金 賂<マイナイ>定是終<ヲウルマテ>身奉<ツカウマツラ>帝王
OK12001706609 白風嘶
OK12001806610 たゝこれ西にゆくなり 未勘
OK12000006611   △涙△△れける」33ウ
OK12001906701 五架三間新<ナル>草堂 石階松柱竹編墻
OK12002006702 十年三月卅日別微<ヒ>之<ニ>於[水+豊]<ホウ>上<ニ>十四年三月
OK12000006703 十一日遇<フ>微<ヒ>之於峡<カウ>中<ニ>停<トメテ>舟<ヲ>夷陵<イリヤウニ>三宿<ニ>
OK12000006704 而別言<コト>不尽<サレハ>者以詩<シヲ>終<ヲフ>之
OK12000006705 七言十七韻<ヰン>之中
OK12000006706 一<タヒ>別五年方<ヒニ>見<ル>面 語<タリシ>到<ルマテニ>天明<ル>竟<ツイ>不眠<フラ>
OK12000006707 生涯<カイ>共<ニ>寄<ヨス>蒼<サウ>波上<ニ> 郷国倶<トモ>抛<ナケウツ>白日辺<リ>
OK12000006708 往時渺茫<シ>都似夢 旧<キウ>遊零<イウレイ>落<ラクシ>半帰泉<セム>
OK12000006709 酔悲<ヒ>灑涙春盃裏 吟<キム>苦<ネムコロニ>支<シ>顛<ツラツエツク>暁燭<シ火>前」34オ
OK12002106801 いもかゝとゆきすきかねつひちかさの
OK12000006802 あめもふらなむあまかくれせむ(あまかくれせむ=かさやとりせむ)」34ウ

OK13000006901 明石」35オ
OK13000107001 浪にのみぬれつる物を吹風の
OK13000007002 たよりうれしきあまのつり舟
OK13000207003 あさりするよさのあま人ほこるらし
OK13000007004 浦風ぬるみかすみわたれり
OK13000307005 ほとふるもおほつかなくはおもほえす
OK13000007006 いひしにたかふと許はしも
OK13000407007 あはちにてあはとはるかに見し月の
OK13000007008 ちかきこよひは所からかも
OK13000507009 [秋+山]叔<ケイカウ>夜夢伶人教広陵散
OK13000607010 またよゐにうちきてたゝくゝひなかな
OK13000007011 たかゝとさしていれぬなる覧(此行は東山乙本、大成による)」35ウ
OK13000707101 伊勢の宇美乃 支与支名支左尓
OK13000007102 之保加比尓 名乃利曽や川末牟
OK13000007103 加比や比呂波牟や 多末や比呂波牟
OK13000807104 うらなれたるやうらの浦風はふかね
OK13000007105 ともさゝらなみたつ 此哥返やう也
OK13000907106 思ふにはしのふる事そまけにける
OK13000007107 いろにはいてしと思ひし物を
OK13001007108 うれしさは昔は袖につゝみけり
OK13000007109 こよひは身にもあまりぬるかな」36オ
OK13001107201 ありぬやと心見かてらあひ見ねは
OK13000007202 たはふれにくきまてそこひしき
OK13001207203 あたら夜の月と花とをおなしくは
OK13000007204 あはれしれらむ人に見せはや(付箋1)
OK13001307204' 久方のつきけのこまをうちはやめきぬらむとのみきみをまつかな
OK13001407205 思ふとちいさ見にゆかむ玉津島
OK13000007206 入江のそこにしつむ月影
OK13001507207 まきのとをやすらひにこそさゝさらめ
OK13000007208 いかにあく(け&く)つる秋の夜ならむ
OK13001607209 わすれしとちかひし事をあやまたす
OK13000007210 みかさの山の神もことはれ(付箋2)」36ウ
OK13000007301 日本世紀 故略之
OK13001707302 二男蛭児生而体如蛭及三年
OK13000007303 不起其父母之乗葦船而流
OK13001807304 わすらるゝ身をはおもはすちかひてし
OK13000007305 人のいのちのおしくもあるかな」37オ
OK13000007401 あき人の中にてたにふることきゝはやす
OK13001907402 文集 琵琶引
OK13000007403 今年歓笑<セウ>復<マタ>明年 秋月春風等閑<ナヲサリカテラニ>渡<タル>
OK13000007404 弟<オトゝ>走<ハシテ>従<カヒ>軍<イクサ>阿<アゝ母也>夷<トシ>死<シシタリ> 暮<ヘ>去<リ>朝<タ>来<テ>顔色<ソク>故<フリヌ>
OK13000007405 門前<セン>零落<レイラクシテ>鞍馬<アンハ>稀<マレナリ> 老大<ニシテ>嫁<トツイテ>作<ナリタリ>商<シヤウ>人<ノ>婦<メ>
OK13000007406 商人重<ヲモウシ>利<ヲノミ>軽<カロクシケレハ>離別<ヘツヲ> 前<サキ>月浮梁<フリヤウ>買<カフテ>茶<チヤ>去<イヌ>
OK13000007407 去<インシヨリ>来<コノカタ>江口<カウコウ>守<マモル>空<キ>船 遶<メク>船月明<ニシ>江水寒<シ>
OK13000007408 夜深<フケ>忽<タチマチニ>夢<ニミル>少年事 夢啼<ナク>粧<ヨソオイ>涙紅<ニシ>闌干<ランカンタリ>
OK13000007409 我聞<タニモ>琵琶已嘆息<タンソクスル> 又聞<テ>此語重<ネテ>[口+即]<シチ/\ス>
OK13000007410 同<ク>是<コレ>天涯<カイニ>淪<リン>落<セル>人<ナレハ> 相<ヒ>悲<シフコト>不<ヘス>必<シモ>曽<ムカシ>相識<レルノミナラム>」37ウ
OK13000007501 我従<ヨリ>去年<コソ>辞<シセシ>帝京<テイケイ> 謫居<テキキヨシ>病<ヒシ>臥<セリ>尋陽城<セイ>
OK13000007502 尋陽小<スコシキナル>処<所>無<シ>音楽 終<ヲフルマテニ>歳不聞<キカ>糸<シ>竹<ノ>声
OK13000007503 今夜聞君琵琶語 如<シ>聴<キク>仙楽<カク>耳暫<シハラク>明<ナリ>
OK13000007504 莫<レ>辞<シスルコト>更坐<ヰ>弾<ヒク>一曲 為君翻<カヘシテ>作<ツクラ>琵琶行<カウ>
OK13000007505 感<シ>我此言良<ヤゝ>久<ヒサシク>立<テリ> 却<カヘリ>坐<ヰ>促<スミヤカニシテ>絃々<クエン>転<ウタゝ>急<キウナリ>
OK13000007506 悽<セイ>々<トシ>不<ニス>似向<サキ>前声 満<マン>座重<カサ>聞皆[水+奄]<ヲホフ>泣<タヲ>
OK13000007507 就<コノ>中泣下<クタルコトハ>誰最<モトモ>多<オホキ> 江州司馬<シハ>青衫<セイ><みとりそて>湿<ウルヘリ>」38オ
OK13002007601 まくなき 可尋勘 但凡俗之詞有之云々
OK13002107602 晋書[秋+山]康伝
OK13000007603 [秋+山]康<ケイカウ>遊<フ>洛西<ラクセイ> 暮<ユフヘ>宿<ス>美陽亭<テイ> 引琴弾<ス>
OK13000007604 夜分<ニシテ>忽<タチマチニ>有<テ>客<カク>詣<イタル> 云<イツテ>称<ス>是<シ>古人<コシム>与康<ト>共<トモ>
OK13000007605 談<タム>音律<イムリツ>辞<コトハ>致<イタス>清弁<ヘンヲ>目<テ>索<トリ>琴弾之而<シカウシテ>
OK13000007606 為<ス>広陵散声<セイ>調絶倫<セツリム>遂<ツイ>以授<サツケ>康<カウニ>
OK13000007607 仍<ヨテ>誓<チカフ>不伝<ツタヘ>人亦不<ス>言<イハ>其姓字」38ウ

OK14000007701 [水+骨+戈]盡
OK14000107702 みくまのゝうらよりをちにこく舟の
OK14000007703 我をはよそにへたてつるかな
OK14000207704 わひぬれはいまはたおなしなにはなる
OK14000007705 身をつくしてもあはむとそ思
OK14000307706 しまこきはなれ」39オ
(白紙)」39ウ

OK15000007901 しとはすかたりもせまほしけれ
OK15000007902 といとかしらいたうゝるさくもの
OK15000007903 うけれはなむいまゝたついてあらん
OK15000007904 おりにおもひいてゝ△(△&な)ん
OK15000007905 きこゆへきとそ(蓬生巻尾本文、削除符号アリ)
OK15000007906 蓬生」40オ
OK15000108001 あけまき わらはの惣<ソウ>名也
OK15000208002 いはそゝくたるみのうへのさわらひの
OK15000008003 もえいつる春にあひにける哉
OK15000308004 世中は昔よりやはうかりけむ
OK15000008005 わか身ひとつのためになれるか
OK15000408006 三吉野ゝ山のあなたにやとも哉
OK15000008007 世のうき時のかくれかにせむ
OK15000508008 五濁 法華経(奥入1)
OK15000608009 蒋[言+羽]<シヤウソ>字<アサナ>元卿<クエンケイ> 舎<ノ>中<ノ>竹<ノ>下<トニ>開<ク>三<ノ>逕<ミチヲ>
OK15000008010 若又三道宝階歟(奥入2)
OK15000708011 みさふらひみかさと申せ宮木のゝ(此行は東山乙本、大成による)」40ウ
OK15000808101 いとゝこそまさりにまされわすれしと
OK15000008102 いひしにたかふ事のつらさは
OK15000908103 ひきうへし人はむへこそおいにけれ
OK15000008104 まつのこたかくなりにけるかな
OK15001008105 顔叔子<カンシクシ>といふ人おとこ他行の
OK15000008106 あひたそのおとこのうたかひの
OK15000008107 ために塔のかへをこほちて
OK15000008108 よもすからともしあかしてゐたる事也(奥入3)」41オ
(白紙)」41ウ

OK16000008301 関屋
OK16000008302 つくはねの山をふきこす
OK16000008303 風もうきたつ心ちして
OK16000008304   可尋
OK16000108305 こひそつもりてふちとなりける
OK16000008306 此哥不叶此心
OK16000208307 峯のもみちはおちつもり
OK16000008308 又不叶」(高野本)42オ
(白紙)」42ウ

OK17000008501 ら(△&ら)うたきものにしたまふ御心なれは
OK17000008502 えていたきかしつかはやとおほすいかに
OK17000008503 せましむかへやせましとおほしみたる
OK17000008504 わたりたまふこといとかたしさかのゝみ
OK17000008505 たうのね仏なとまちいてゝ月にふた
OK17000008506 たひはかりの御ちきりなめりとしのわ
OK17000008507 たりにはたちまさりぬへかめるをゝよ
OK17000008508 ひなきことゝおもへともなをいかゝもの
OK17000008509 おもはしからぬ(松風巻尾本文、削除符号アリ)

OK17000008510 絵合 指本文不見歟

OK18000008511 松風」43オ
OK18000108601 みなれ木のみなれそなれて
OK18000208602 ありはてぬいのちまつまのほとはかり
OK18000008603 うきことしけくおもはすもかな
OK18000308604 夜光玉<書奥>
OK18000408605 富貴<シテ>不<サル>帰<ラ>故郷如<コトシ>衣<キ>錦夜行<ユクカ><史記>(奥入1)」43ウ
OK18000508701 おのゝえはくちなは又もすけかへむ
OK18000008702 うき世中にかへらすもかな
OK18000608703 みさこゐるあらいそなみにそてぬれて
OK18000008704 たかためひろふいけるかひそも
OK18000708705 千世へむといはひそめてしひめまつの
OK18000008706 ねさしそめてしやとはわすれす
OK18000808707 しらくものたえすたな(な+ひ)くやまにたに
OK18000008708 すめはすみぬる世にこそありけれ(付箋1)
OK18000908709 たれをかも人にせむたかさこの
OK18000008710 まつもむかしのともならなくに(付箋2)」44オ
OK18001008801 ひさかたの中におひたるさとなれは
OK18000008802 ひかりをのみそたのむへらなる
OK18001108803 あはちにてあはとはるかにみし月の
OK18001208804 ふるさとはみしこともあらすおのゝえの
OK18000008805 くちしところそこひしかりける
OK18001308806 夜光玉」44ウ
OK18000008901 斉<セイ>威<ヰ>王二十四年与魏<クヰ>王<ト>会<クワイシ>田<カリス>於
OK18000008902 郊<カウ>魏王問<トフテ>曰<イハク>王亦<タ>有<アリ>宝<タカラ>乎<ヤ>威王
OK18000008903 曰<イハク>無<ナシ>有<アルコト>梁<リヤウ>王曰<ク>若<コトキタニモ>寡人<クワシンカ>国小<スコシキナルカ>
OK18000008904 尚<ナヲ>有<アリ>径寸<ケイソン>之珠<タマ>照<テラス>車前後<マヘシリヘ>各<ノ>
OK18000008905 十二<シ>乗<シヨウ>者<モノ>十枚<ハイ>奈何<イカンソ>以<テ>万乗<ハンシヨウ>
OK18000008906 之国而無<ナケムヤト云>宝乎威王曰寡人<カ>
OK18000008907 之所以<ユヘハ>為<スル>宝<タカラト>与<ト>王異<コトナリ>」45オ
OK18000009001 吾<ワカ>臣<シン>有檀子<タンシト云>者<モノ>使<シムレハ>守<マモラ>南城<セイ>則
OK18000009002 楚人<ソヒト>不<ス>敢<アヘ>為<ナサ>冦<コウヲ>東<ノ方>取<トテ>泗上<シシヤウノ>十二
OK18000009003 諸侯<シヨコウ>皆来朝<ライテウセシム>吾臣有盻子<フンシト云>者<モノ>
OK18000009004 使<シムレハ>守<マモラ>高唐<タウ>則趙人<テウヒト>不敢<アヘテ>漁<スナトリセ>於
OK18000009005 河吾吏有黔夫<キムフト云>者使<シムレ>守<ラ>徐<シヨ>
OK18000009006 州則燕人<エンヒト>祭<マツリ>北門趙<テウ>人祭<ル>西門」45ウ
OK18000009101 徒<ウツテ>而従<シタカウ>者七千余<ヨ>家臣有
OK18000009102 種首<シヨウシユト云>者<モノ>使<シムレ>備<ソナヘ>盗賊<タウソク>則<スナハチ>道<ニ>
OK18000009103 不<ス>拾<ヒロハ>遺<ヰ>将<マサニ><トス>以<モテ>照<テラサムト>千里豈<アニ>
OK18000009104 特<タゝ>十二乗<シヨウノミ>哉<ナラムヤ>梁恵<クエイ>王慙<ハチ>
OK18000009105 不<スシテ>懌<ヨロコヒ>而去<サンヌ>(奥入2)
OK18000009106 寡人は諸王のかたみになのる名也」46オ
(白紙)」46ウ

OK19000009311 薄雲」47オ
OK19000109401 やとかへて松にも見えすなりぬれは
OK19000009402 つらき所のおほくもあるかな
OK19000209403 怨てのゝちさへ人のつらからは
OK19000009404 いかにいひてかねをもなくへき
OK19000309405 つらからむ物とはかねて思ひにき
OK19000009406 心のうらそまさしかりける
OK19000409407 桜人呂
OK19000009408 左久良比止 曽乃不祢知々女之川末(川末$末川)多
OK19000009409 乎 止万知川久礼留 見天可安(安#)戸利ゝ」47ウ
OK19000009501 己牟也 曽与也 安春可戸利己牟
OK19000009502 曽於与於己止お己曽 安春止毛以
OK19000009503 波女 乎千可太に 川万左留世那
OK19000009504 波 安春毛左祢己之也 曽於(於#)与左(左#)
OK19000009505 (+左)安春毛左祢己之也 曽也
OK19000509506 世中はゆめのわたりのうきはしか
OK19000009507 うちわたりつゝものをこそおもへ
OK19000609508 深草のゝへのさくらし心あらは
OK19000009509 ことし許はすみそめにさけ」48オ
OK19000709601 いにしへのむかしの事をいとゝしく
OK19000009602 かくれはそてそつゆけかりける(付箋1)
OK19000809603 むすほゝれもえし煙もいかゝせむ
OK19000009604 きみたにこめよなかきちきりを(付箋2)
OK19000909605 晋<シンノ>石季倫<セキキリム>居<オリ>金谷<ニ>春花満<チテ>林<ニ>
OK19000009606 作<ル>五十里<ノ>錦障<ヲ>
OK19000009607 文集草堂<此事不叶可勘>(頭注)
OK19000009608 春有錦繍谷<キムシウコクノ>花 夏有石門澗雲
OK19000009609 秋有虎溪<コケイ>月 冬有鑪峯雪」48ウ
OK19001009701 梅かゝをさくらの花にゝほはせて
OK19000009702 柳か枝にさかせてし哉(付箋3)
OK19001109703 打返しおもへはかなし世中を
OK19000009704 たれうき物としらせそめけむ」49オ

OK20000009801 あさかほ」49ウ
OK20000109901 こひせしのみそきは神もうけすとか人を忘る罪深しとて
OK20000209902 君か門今そ過行いてゝ見よ恋する人のなれるすかたを
OK20000309903 すまのあまのしほやき衣なれゆけはうけたのみこそなりまさりけれ(付箋1)
OK20000409904 しなてるや片岡山にいひにうへてふせるたひ人あはれおやなし(付箋2)
OK20000509905 身をうしといひこしほとに今は又人のうへともなけくへきかな
OK20000609906 かけていへは涙の河のせをはやみ
OK20000009907 心つからや又もなかれむ(付箋3)
OK20000709908 世俗しはすの月夜といふ(奥入1)
OK20000809909 たまさかにゆきあふみなるいさらかは
OK20000009910 いさとこたへてわかなもらすな<此哥強不可入歟>(頭注)(奥入2)」50オ

OK21000010001 未通女」50ウ
OK21000110101 孫康<ソンカウ>家貧<マツシユウシテ>無油<アフラ>常映雪<ニ>読書<エイシテ文ヲヨム>
OK21000010102 車胤<シヤイム><字武/子>南平<ヘイ>人好<コノムテ>読書<シヨヲ>無油<アフラ>夏<ノ>月<ニ>則絹<キヌニ>嚢
OK21000010103 盛<モテ>数十<ノ>蛍<ケイ>火<ヲ>照<ス>書<ヲ>(奥入1)
OK21000210104 秋は猶夕まくれこそたゝならね荻上風萩下露
OK21000010105 落葉俟<マテ>微<ヒ>風<ヲ>以隕<オツ>而<カモ>風之<ノ>力<チカラ>蓋<ケタシ>寡<スクナシ>孟甞<マウシヤウ>
OK21000010106 遭<アフテ>雍門<ヨウモンニ>而泣<ナク>而琴之<ノ>感<ム>已<ニ>未<イマタシ><高士賦序/陸士衡>(奥入2)
OK21000310106' <更衣呂>
OK21000010107 己呂毛加戸世牟也左支牟多知和加支奴波乃波
OK21000010108 良之乃波良波支乃波奈須利也左支牟多知也(奥入3)
OK21000410109 霧深き雲井の雁もわかことやはれせす物の悲かる覧
OK21000510110 をとめこか袖振山のみつ垣のひさしき世より思染てき
OK21000610111 安名多不止介不之多不止左也伊仁之戸毛波礼伊耳之戸毛加久
OK21000010112 や安利介牟や介不之多不止左也安波礼曽己与之や介不之多不止左や(奥入4)」51オ
OK21000710201 五節にことつけてなおしなとさまかはれる色
OK21000010202 ゆるされて
OK21000010203 雖<トモ>六位<ノ>昇殿<ト>禁<キム>色雑袍<サフハウ>之<ノ>宣旨歟<カ>
OK21000010204 定<テ>有<ヘシ>先例歟可尋勘(奥入5)
OK21000810205 寮試<レウシ>
OK21000010206 寮頭<レウトウ>以下各一員<ヰン>博士<ハカセ>以下各一員参着<ス>試<シ>
OK21000010207 庁<丁ニ>出<ス>貢挙<クコノ>夾<ケウ>名等<ヲ>博士加<クハヘテ>署<シヨヲ>渡<ス>寮<レウニ>々頭見
OK21000010208 了<ミオハテ>下<ス>允<セウ>以下<ニ>以[竹+冊]匣<サクノハコ>三合<ヲ>置<ヲク>試<シ>衆<ノ>座<ノ>前<ニ>又以読<トク>
OK21000010209 書<シヨ>等<ヲ>置頭<カミ>博士秀才<シユサイ><謂之試/博士>并<ナラヒニ>試<シ>衆等<ノ>前<ニ>次第<ニ>
OK21000010210 召<メス>試<コゝロミノ>衆<ヲ>々々把<トテ>巻<ヲ>進出<スゝミイツ>幔<マン>門<ノ>下<トニ>允<セウ>仰<セテ>云<ク>仮<シルシ>に
OK21000010211 試<ノ>衆捐<イウシテ>立仮<ヘンニ>允又仰云敷居<シキヰ>に試<ノ>衆捐<イウシテ>」51ウ
OK21000010301 於<テ>敷居<ノ>下<ニ>脱<ヌイテ>沓<クツヲ>着座置<ヲク>帙<チゝ>置<ニ>頭仰云
OK21000010302 [竹+冊]<サク>衆<ニ>唯<ヰス>之探<サクル>[竹+冊]<サクヲ><三史<シ>之<ノ>間<タ>/今日<ノ>読[竹+冊]也>膝行<シフカウシテ>置<ク>試<ノ>博士<ノ>前<ニ>
OK21000010303 試博士対<ムカイテ>寮頭<レウトウニ>云<ク>史記乃<ノ>本紀乃<ノ>一乃<ノ>巻三乃
OK21000010304 巻世家乃上帙<チゝ>乃五<ノ>巻下帙乃一乃巻伝<テム>乃中乃
OK21000010305 帙乃七乃巻頭仰<テ>云<ク>令読<ヨマシメ>与<ヨ>試衆各披帙<チゝヲヒラキ>把<トテ>
OK21000010306 巻<ヲ>引<テ>音<ヲ>読<ヨム>之頭仰云古々末天試<ノ>博士対<ムカテ>頭<ニ>
OK21000010307 云文<モン>得<タリ>頭云注<シル>せ寮掌<レウシヤウ>捧簡<フタヲサゝケテ>称<ス>注<シル>
OK21000010308 由<ヨシヲ>了試<ノ>衆退出堂監<タウケム>於幔<マンノ>外<ニ>仰<ス>登料<トウクワノ>
OK21000010309 酒肴事<ヲ>(奥入6)」52オ
OK21000910401 文選豪士賦<カウシフノ>序云落葉俟<マテ>微風<ヒフウヲ>以隕<オツ>而<シカモ>風之<ノ>
OK21000010402 力<チカラ>蓋<ケタシ>寡<スクナシ>孟甞<マウシヤウ>遭<アフテ>雍<ヨウ>門<ニ>而泣<ナク>而琴之<ノ>感<カム>已<ニ>未<イマタシ>
OK21000010403 何者<イカントスレハ>欲<スル>隕<ヲチナムト>葉無所仮<カル>烈風<レツフヲ>将<サニ>墜<オチナムトスル>之泣<ナムタハ>不<ス>
OK21000010404 足<タラ>繁<シケウスルニ>哀<アイ>響<キヤウヲ>也
OK21000010405 注<チウニ>曰<ク>草木遭霜者不可以風過<クルヲマツ>
OK21000010406 又云雍<ヨウ>門周<シウ>以琴見<マミユ>孟甞君<ニ>々々々<ノ>曰<ク>先未<ルニ>鼓<コセサ>
OK21000010407 琴亦能令<メム>文<シテ>悲<シマ>乎対<コタヘ>曰<ク>臣竊<ヒソカ>為<ニ>足下<ソカ>有所
OK21000010408 悲<シフ>千秋万歳後墳墓<フンホ>生<シテ>荊棘<ケイキヨク>游童<イウトウ>牧竪<ホクシユ>
OK21000010409 躑躅<テキチヨクシ>其足<フモト>歌<ウタハム>其上孟甞君之尊貴<ソンキナルハ>亦猶若是
OK21000010410 乎於猶是孟甞喟<クヰ>然<トシ>太息<ソクス>涕<ナミタ>承<ウケテ>睫<マツケ>而未<ス>下<クタラ>雍<ヨウ>門引<テ>
OK21001010411 琴而鼓之徐動宮微揮角羽終成曲孟甞君」52ウ
OK21000010501 ことはりなりやとそあめる(玉鬘巻尾本文、削除符号アリ)
OK21000010502 琴<ヲ>而鼓<セリ>之徐<ヤウヤク>動<ウコカシ>宮微<キウチヲ>
OK21001110503 揮<ウコカシテ>角羽<カクウヲ>終<ツイニ>成<ス>曲<ヲ>孟甞君遂<ツイニ>歔欷<キヨキス>
OK21000010504 歔<悲怨也> 欷<泣余声也>

OK22000010505 玉鬘」53オ
OK22000110601 われはわすれす
OK22000010602 非源氏以前哥歟不可為後本哥
OK22000210603 世中にあらましかはと思ふ人
OK22000010604 なきかおほくもなりにけるかな(奥入1)
OK22000310605 いつとてもこひしからすはなけれとも
OK22000010606 あやしかりけり秋のゆふくれ
OK22000410607 文集 楽府 伝戎人
OK22000010608 涼源<ノ>郷井<セイヲハ>不<スナリヌ>得見<ルコト>胡<ノ>地<ノ>妻子<セイシヲハ>虚<ムナシク>棄<ステ>捐<ステツ>(奥入2)
OK22000510609 日本紀
OK22000010610 かそいろもいかにあはれと思らむ」53ウ
OK22000010701 三とせになりぬあしたゝすして
OK22000010702 三とせになりぬあしたゝすして」54オ
(白紙)」54ウ

OK23000010901 た(た+ま)ひて御ことゝものうるわしきふくろ
OK23000010902 とも(ん&も)してひめをかせ給へるみなひき
OK23000010903 いてゝをしのこひて(て$)ゆるへ(へ&へ)るをとゝのへ(へ&へ)
OK23000010904 させ給なとす御方/\心つかひいたくしつゝ
OK23000010905 心(心+けさう)をつくし給らむかし(ん&むかし)(初音巻尾本文、削除符号アリ)」55オ
OK23000011001 はつね
OK23000111002 あふみのやかゝみの山をたてたれは
OK23000011003 かねてそ見ゆるきみかちとせは
OK23000211004 けふたにもはつねきかせようくひすの
OK23000011005 をとせぬさとはすむかひもなし
OK23000311006 梅花さけるをかへに家しあれは
OK23000011007 ともしくもあらすうくひすのこゑ
OK23000411008 万春楽 踏哥曲也
OK23000511009 此殿<呂>
OK23000011010 己乃止乃波 牟戸毛/\止美介利
OK23000011011 左支久左乃 安波(波+れ)左支久左乃」55ウ
OK23000011101 波礼左支久左乃 美川波与川波乃
OK23000011102 奈可尓止乃川久利あ(△&あ)利やとのつく
OK23000011103 りせりや
OK23000611104 はちすのなかのさかひ 下品下生心歟
OK23000711105 世のうきめ見えぬ山地へいらむには
OK23000011106 思ふ人こそほたしなりけれ
OK23000811107 をとにきく松か浦島
OK23000911108 竹川<呂>
OK23000011109 多介加波乃波之乃川女奈留也 波之
OK23000011110 乃川女なるや波奈そ乃耳(耳+はれはなそのに)和礼乎波
OK23000011111 波名天也 和礼乎波々奈天や女左之多久(久+戸)天」56オ
OK23001011201 みつむまやとは 水駅<エキ>といふ詞也
OK23001111202 踏哥儀新儀式 正月十四日<高巾子冠(冠+自)所給之/打熨斗嚢持者位袍>
OK23000011202' <麹塵袍白下襲>
OK23000011203 当夜歌頭以下相率集中院暫也自月花門参入
OK23000011204 行列右近陣前庭時剋出御々座<孫庇南四間/平文御倚子>内蔵寮
OK23000011205 舁禄綿机立前庭<南第/四間>王卿依召参上<簀子南第三間/菅円座人多>
OK23000011206 <及南廊/小板敷>賜酒肴於王卿御厨子所供御酒踏哥人
OK23000011207 進南殿西頭始奏調子訖入仙花門列立庭上踏哥
OK23000011207' <内蔵寮当御前立高机積綿百屯>(頭欄外注)
OK23000011208 周旋三度後列立御前言吹進出当綿案立奏
OK23000011209 祝詞懐嚢持二声嚢持称唯進而計綿数奏
OK23000011210 絹鴨曲次奏此殿曲訖着座<行立間掃部寮当御階/南辺一許丈立床子>
OK23000011211 <為哥頭已下舞人以上座相対北為上仁寿西階南立床子為
OK23000011211' 為絃管座南廊小板敷東々上敷畳立机為打熨>」56ウ
OK23000011301 <斗持嚢座又有諸司二分吹管者同着之同壁下北面西
OK23000011301' 上為殿上侍臣座内蔵舁四尺台盤三基立舞人已上座八尺台盤一基>
OK23000011302 <為管絃者座/弁備肴饌>次王卿已下下殿勧盃侍臣所雑色以下
OK23000011303 行酒三四巡後漸奏調子唱竹河曲即起座列立
OK23000011304 三四唱後舞人已上雙舞進半上東階内侍二人
OK23000011305 相分被綿且舞且還<女蔵人二人持綿匣/候内侍後>但弾琴者
OK23000011306 已下男蔵人二人伝取御簾中於庭中被之奏
OK23000011307 我家曲退出自北廊戸其後踏哥所々<黄端畳>
OK23000011308 暁更帰参御座如初歌頭舞人賜座於庭中<相対/西上>
OK23000011308' <折薦座>
OK23000011309 管絃者在横切<北上西面>打熨斗嚢持座在南
OK23000011310 <西上/北面>出御之後歌頭已下依召参入<王卿先/候簀子>着座賜之
OK23000011311 酒饌此間奏管弦数巡之後賜禄有差
OK23000011312 事畢退出<哥頭支子染褂各一領哥掌踏掌同色衾一条
OK23000011312'     吹物弾物襖子一領打熨斗嚢持絹一疋>」57オ
(白紙)」57ウ

(白紙)」58オ
OK24000011601 胡蝶
OK24000111602 かめのうへの山 蓬莱の心
OK24000011603 楽府
OK24000011604 眼穿<ウケナムトスレトモ>不見蓬莱島不見<サレハ>蓬莱
OK24000011605 不敢<アヘ>帰童男丱女<クワンチヨ>舟中老
OK24000011606 徐福<シヨフク>文成多<オホシ>誑誕<クヰヤウタン>(奥入1)
OK24000211607 わかそのゝ梅のほつえにうくひすの
OK24000011608 ねになきぬへきこひもするかな」(高野本)58ウ
OK24000311701 さゝれいしのなかの思ひはありなから
OK24000011702 うちいつる事のかたくもあるかな
OK24000411703 風生竹夜窓間臥<フセリ>月照松時台上行<アリク>(奥入2)
OK24000511704 こひわひぬおほ田の松のおほかたは
OK24000011705 いろにいてゝやあはむといはまし
OK24000611706 文集第十九
OK24000011707 早<サウ>夏朝<ニ>帰<テ>閑斉<セイニ>独<トリ>処<オリ>
OK24000011708 四月天気<キ>和<ワシテ>且<マタ>清<キヨシ>緑槐<リヨクワイ>陰<カケ>合<アフ>沙堤<テイ>平<ラカ>(奥入3)」59オ(高野本)
OK24000711801 青柳 長生楽序 拍子十二各六
OK24000011802 あ乎也支乎加多以止尓与利て也
OK24000011803 お介や 宇久比春のお介や宇久
OK24000011804 比春乃 奴不止以不左波お介や
OK24000011805 宇女の波名加左や」(高野本)59ウ

(白紙)」60オ
OK26000012001 とこ夏
OK26000112002 そのおちはをたにひろへや
OK26000012002' 書加
OK26000212003 わかやとゝたのむよしのにきみしいらは
OK26000012004 おなしかさしをさしこそはせめ伊勢
OK26000312005 ぬきかは
OK26000412006 たらちねのおやのかふこのまゆこもり
OK26000012007 いふせくもあるかいもにあはすて
OK26000512008 たらちねのおやのいさめしうたゝねは
OK26000012009 物思時のしわさなりけり」60ウ
OK26000612101 つくは山はやましけ山しけゝれと
OK26000012102 思ひいるにはさはらさりけり
OK26000712103 人しれぬ思ひやなそとあしかきの
OK26000012104 まちかけれともあふよしもなし
OK26000812105 たちよらはかけふむ許ちかけれと
OK26000012106 あひみぬせきをたれかすへけむ
OK26000912107 あひみてはおもてふせやに思ふへし
OK26000012108 なこそのせきにおひよはゝ木ゝ
OK26001012109 しらねともむさしのといへは
OK26001112110 にくさのみますたの池のねぬなはゝ
OK26000012111 いとふにはゆるものにそありける
OK26001212112 あしきてを猶よきさまに見なせかはそこのみ
OK26000012113   くつのかすならすとも
OK26001312114 みよしのゝ大河のへのふちなみのなみにおもはゝ
OK26000012115   わかこひめやは」61オ
(白紙)61ウ

OK28000012301 野わ(△&わ)き
OK28000112302 おほそらにおほふ許の袖も哉
OK28000012303 春さく花を風にまかせし
OK28000212304 宮きのゝもとあらのこはきつゆをゝもみ風をまつこときみをこそまて
OK28000312305 人のおやの心はやみに
OK28000412306 いつこのゝへのほとりの花

OK29000012307 みゆき」62オ
(白紙)」62ウ
OK29000012501 あかみてわりなうみくるしとおほし
OK29000012502 たりとのもゝのむつかしきおりはあふみ
OK29000012503 のきみゝるこそよろつまきるれとてたゝ
OK29000012504 わらひくさにつくり給へとよ人ははち
OK29000012505 かてらはしたなめたまふなとさま/\い(△△△に&ま/\い)
OK29000012506 ひけり(行幸巻尾本文、削除符号アリ)」63オ
OK29000112601 とにかくに人めつゝみをせきかねて
OK29000012602 したになかるゝをとなしのたき(付箋1)
OK29000212603 仁和二年十二月十四日<戊/午>寅四剋行幸芹川野
OK29000012604 為用鷹鷂也式部卿本康<ヤスノ>親王常陸太守
OK29000012605 貞固親王太政大臣藤原朝臣左大臣源朝臣
OK29000012606 右大臣源朝臣大納言藤原朝臣<良世>中納言源朝臣<能有>
OK29000012607 在原朝臣<行平>藤原朝臣<山蔭>已下参議皆扈従
OK29000012608 其狩猟之儀一依承和故事或考旧
OK29000012609 記或付故老口語而行事」63ウ
OK29000012701 乗輿出朱雀門留輿砌上勅召太政大臣
OK29000012702 云皇子源朝臣定ー宜賜佩釼太政大臣伝
OK29000012703 勅定ー拝舞輿前帯釼騎馬皇子
OK29000012704 源朝臣正五位下藤原時平特着摺衣
OK29000012705 午三剋亘猟野於淀河辺供朝膳<行/宮>
OK29000012706 <在泉川鴨川/宇治川之会>海人等献鯉鮒 天子命飲
OK29000012707 右衛門督諸葛朝臣奏歌天子和之群臣
OK29000012708 以次歌謳大納言藤原朝臣起舞未二剋
OK29000012709 入猟野放鷂撃鶉如前放隼撃水鳥
OK29000012710 坂上宿祢ム献鹿一太政大臣馬上奏之乗
OK29000012711 輿還幸於左衛門権佐高経別墅供夕膳
OK29000012710 高経献贄勅叙正五位下太政大臣率高経拝舞(奥入1)」64オ

OK30000012801 藤袴」64ウ
OK30000112901 あつま地の道のはてなるひたちおひの
OK30000012902 かこと許もあはむとそ思ふ
OK30000212903 こひわひぬいまはたおなし
OK30000312904 三従 女おさなき時父にしたかひ
OK30000012905 さかりなる時おとこにしたかひ
OK30000012906 老後子にしたかふ也(奥入1)
OK30000412907 よしのゝたきをせかむよりも(奥入2)」65オ
(白紙)」65ウ

OK31000013101 めき(△&き)さはくこゑいとしるし人/\
OK31000013102 いとくるしと思にこゑいとさはやか
OK31000013103 にて
OK31042613104  おき(△△&おき)つなみよるへなみちに
OK31000013105 たゝよはゝさほ(△△&さほ)さしよらむとまり
OK31000013106 をしへに(△&に)たなゝしをふねこきかへり
OK31000013107 おなし人をやあなわるやい(/\&い)といふを
OK31000013108 いとあやしうこの御かたにはかうよ
OK31000013109 ういなき(△&き)こときこえぬ物をと思
OK31000013110 まはすにこのきく人なりけりとお(△&お)かしうて
OK31042713111  よるへなみかせのさはかす」66オ
OK31000013201 ふな人も思はぬかたにいそつたひ
OK31000013202 せすとてはしたなかめりとや(真木柱巻尾本文、削除符号アリ)
OK31000013203 真木柱
OK31000113204 おもひつゝねなくにあくる冬の夜は
OK31000013205 そてのこほりのとけすもあるかな
OK31000213206 きみかすむやとのこすゑをゆく/\と
OK31000013207 かくるゝまてもかへり見しかな
OK31000313208 もゝちとりさえつるはるは
OK31000413209 すまのあまのしほやくけふり風をいたみ
OK31000013210 おもはぬ方になひきにけり」66ウ
OK31000513301 乎志多加戸加毛左戸支井留波良乃伊
OK31000013302 介乃也多末毛波万祢奈加利曽於比
OK31000013303 毛須加祢也万祢奈加利曽也(奥入1)
OK31000613304 たちて思ゐてもそ思くれなゐの
OK31000013305 あかもたれひきいにしすかたを
OK31000713306 かたみなるいろに衣はなりぬれは
OK31000013307 はなのかはよにつねならなくに
OK31000813308 いはぬまをつゝみしほとにくちなしの
OK31000013309 色にや見えし山吹の花
OK31000813310 ほり江こくたなゝしをふねこきかへり
OK31000013311 おなし人をやこひわたるへき」67オ
(白紙)」67ウ

OK32000013501 あ△△△ぬつれ
OK32000013502 さよと思つゝけ給うけれと
OK32043813503 かきりとてわすれかたきを
OK32000013504 わするゝもこやよになひ
OK32000013505 く心なるらんと
OK32000013506 あるをあやしとうちをかれす
OK32000013507 かたふきつゝみゐ給へり(梅枝巻尾本文、削除符号アリ)
OK32000013508 梅枝」68オ
OK32000113601 君ならてたれにか見せむ梅花
OK32000213602 无女加江尓支ゐ留う久比春也
OK32000013603 波留加介天波礼は留加計天名計
OK32000013604 止毛伊万太也由支波不利川ゝ
OK32000013605 安波曽己与之也由支波不利川ゝ
OK32000313606 いつまてかのへに心のあくかれむ
OK32000013607 花しちらすはちよもへぬへし
OK32000413608 ありぬやと心みかてらあひみねは」68ウ
OK32000513701 いつはりと思物からいまさらに
OK32000013702 たかまことをかわれはたのまむ」69オ
(白紙)」69ウ

OK33000013901 にほはしきところはそひてさへ
OK33000013902 みゆふえつかうまつり給いとおも
OK33000013903 しろしさうかの殿上人みはしに
OK33000013904 さふらふなかに弁少将のこゑすく
OK33000013905 れたり猶さるへきにこそとみえ
OK33000013906 たる御なからひなめり(藤裏葉巻尾本文、削除符号アリ)
OK33000013907 藤裏葉」70オ
OK33000114001 夏にこそさきかゝりけれふちの花
OK33000014002 松にとのみも思ける哉
OK33000214003 文籍にも家礼
OK33000014004 史記
OK33000014005 漢高祖幸父太公之家以家礼敬之
OK33000014006 高祖雖子君也太公雖父臣也
OK33000014006' <此文不叶歟可勘>
OK33000314007 春日さすふちのうらはのうらとけて
OK33000014008 きみし△(△#)おもはゝ我もおもはむ
OK33000414009 安之可支末可支万可支加支和介
OK33000014010 天不己春止於比己(己+須止)多礼可太礼可己乃(可太礼可己乃#)
OK33000014011 天不己春止」70ウ
OK33000014101 々止乎於也尓末宇与己之末宇之△(△#々)
OK33000014102 止々呂介留己乃以戸己乃伊戸乃於止
OK33000014103 与女於也尓万宇与己之介良之毛
OK33000014104 安女川知乃可見毛可美毛曽宇之
OK33000014105 多戸和礼波万宇与己之万宇左春
OK33000014106 須加乃祢乃春可名須可奈支己止
OK33000014107 乎和礼波支久和礼波支久宇之可名
OK33000014108 加波久知乃せ支乃安良可支やせ支
OK33000014109 のあらかきや末もれともはれまもれとも
OK33000014110 伊てゝわれねぬやいてゝわれねぬや
OK33000514111 せきのあらかき」71オ
OK33000614201 かつらをおりし
OK33000014202 晋書云郡説字広基挙<セラル>賢良対策為
OK33000014203 天下第一為<ナル時ニ>雍州刺史武帝於<シテ>東堂会<シテ>送
OK33000014204 帝問説曰卿<ナムチ>才自何如説対曰臣対策
OK33000014205 為天下第一猶<ナヲ・コトシ>桂林一枝崑山片玉
OK33000014206 今以之課試及第之事ニ作来也
OK33000714207 かすしらすきみかよはひをのは(は+へ)つゝ
OK33000014208 なたゝるやとのつゆとならなむ<伊勢/雅正ニ遣>
OK33000814209 君かうへしひとむらすゝきむしのねの
OK33000014210 しけきのへともなりにけるかな」71ウ
OK33000914301 うたのほうし 和琴の名也(此行は東山乙本、大成による)
OK33001014302 秋をゝきて時こそありけれきくの花
OK33000014303 うつろふからにいろのまされは
OK33001114304 宇陀法師
OK33000014305 新儀式 四月旬儀
OK33000014306 若有奏絃哥事者近衛府音楽訖内侍
OK33000014307 奉仰出御屏風南辺召大臣々々起座
OK33000014308 跪候御屏風南頭即勅可召堪管絃親王
OK33000014309 公卿等大臣奉仰退還召出居令置草塾
OK33000014310 於御帳東面一許丈大臣先進着草塾」72オ
OK33000014401 次依召移着大臣召書司々々一人
OK33000014402 執和琴出東障子戸献之<謂宇陀法/師也>
OK33000014403 各奏絲竹或召加殿上侍臣能歌者
OK33000014404 預之王卿廻勧盃数曲之後奏見参
OK33000014405 長保二年十一月十五日<小野右府>新宮之後初
OK33000014406 出御南殿曰
OK33000014407 大臣以下管絃人着御前草塾次召
OK33000014408 書司々々女嬬取宇陀法師出自御
OK33000014409 障子戸置草塾前又絲竹之器次々
OK33000014410 取出皆書司女官役之」72ウ
OK33000014501 <或記>
OK33000014502 延久四年宇治殿御命云於南殿御遊之時
OK33000014503 召宇陀法師<和/琴>其詞云<御タナ/ラシ>此詞有故云々
OK33000014504 宇陀法師以檜作之先一条院御時
OK33000014505 内裏焼亡之時焼失云々(奥入1)

OK34000014506 若菜」73オ
OK34000114601 春の夜のやみはあやなしむめの花
OK34000214602 子城陰處猶残雪 衙皷声前未有塵(明付箋1)
OK34000314603 おりつれは袖こそにほへむめの花
OK34000014604 ありとやこゝにうくひすのなく(明付箋2)
OK34000414605 なきなそと人にはいひてありぬへし
OK34000014606 心のとはゝいかゝこたへむ(明付箋3)
OK34000514607 むらとりのたちにしわかないまさらに
OK34000014608 ことなしふともしるしあらめや(明付箋4)」73ウ
OK34000614701 いにしへのしつのをたまきくりかへし
OK34000014702 むかしをいまになすよしもかな(明付箋5)
OK34000714703 ちとせをかねてあそふつるのけ衣
OK34000014704 席田第二反度也(明奥入1・大奥入1)
OK34000814705 吹風も心しあらはこの春は
OK34000014706 さくらをよきてちらさゝらなむ
OK34000914707 見すもあらす見もせぬ人のこひしくは
OK34000014708 あやなくけふやなかめくらさむ(明付箋6)」(高野本)74オ
(白紙)」74ウ
(白紙)」75オ
(白紙)」75ウ
(白紙)」76オ
OK35000115201 けふのみと春をおもはぬ時たにも
OK35000015202 たつ事やすき花のかけかは(明付箋1)
OK35000215203 ちはやふる神のいかきにはふくすも
OK35000015204 秋にはあへすもみちしにけり(明付箋2)
OK35000315205 もみちせぬ時はの山は吹風の
OK35000015206 をとにや秋をきゝわたる覧(明付箋3)
OK35000415207 秋の夜のちよをひと夜になせりとも
OK35000015208 ことはのこりて鳥やなきなむ(明付箋4)
OK35000515209 花のかを風のたよりにたくへてそ
OK35000015210 うくひすさそふしるへにはやる(明付箋5)」76ウ
OK35000615301 ふしまちの月十九日の月な
OK35000015302 毛詩云
OK35000715303 女ハ感陽気春思男 男感陰気
OK35000015304 秋思(明奥入2・大奥入2)
OK35000815305 よる方もありといふなるありそうみの(の$に)
OK35000015306 たつしらなみのおなし所に(明付箋6)
OK35000915307 わかこゝろなくさめかねつさらしなや
OK35000015308 をはすて山にてる月を見て(明付箋7)
OK35001015309 こひしなはたかなはたゝし世中の
OK35000015310 つねなき物といひはなすとも(明付箋8)
OK35001115311 まてといふにちらてしとまる物ならは
OK35000015312 なにをさくらに思まさまし(明付箋9)」77オ
OK35001215401 のこりなくちるそめてたきさくら花
OK35000015402 なにかうき世にひさしかるへき(明付箋10)
OK35001315403 ゆふくれは道たと/\し月まちて
OK35000015404 かへれわかせこそのまにも見む(明付箋11)
OK35001415405 いか許こひの山地のしけゝれは
OK35000015406 いりといりぬる人まとふらむ(明付箋12)
OK35001515407 夏の日のあさゆふすゝみある物を
OK35000015408 なとわかこひのひまなかるらむ(明付箋13)
OK35001615409 冬なから春のとなりのちかけれは
OK35000015410 中かきよりそ花はちりける(明付箋14)」77ウ
OK35000015501 わかなのまき一の名
OK35000015502 もろかつら」78オ
OK35001715601 史記 周本紀
OK35000015602 楚有養由基<ト云>者善<ヨク>射<ユミイル>者也
OK35000015603 去<サルコト>柳葉百歩<ニシテ>而射<イル>百<モゝタヒ>発<ハナチテ>而
OK35000015604 百<モゝタヒ>中<アツ>之左右観<ミル>者数千人
OK35000015605 皆曰善<ヨク>射<ユミイルト>々々々々(明奥入1・大奥入1)」78ウ
OK35001815701 掛冠懸車
OK35000015702 東観漢記<トウクワンカンキニ>曰<ク>王莽<マウカ>居構<キヨセフニ>子宇<シウ>諌<イサム>
OK35000015703 莽<マウヲ>而莽<マウ>殺<チウス>之逢萌<ハウマウ>謂其<ソノ>友<イウ>人<ニ>曰<ク>
OK35000015704 三綱<カウ>絶矣<タヘヌ>不<スハ>去<サラ>禍<ワサハイ>将<マサニ>及<ハムトス>人<ニ>即
OK35000015705 解<トイテ>冠<カウフリヲ>掛<カケテ>東<トウ>門<ニ>而去
OK35000015706 蒙求 逢<ホウ>萌掛冠<ケイクワン>
OK35000015707 後漢<ニ>逢萌字子康<シカウ>北海<ホカイ>人掛<カケテ>冠<カウフリヲ>避<サンヌ>世<ヲ>
OK35000015708 牆<カキノ>東<ニ>」79オ
OK35000015801 懸車
OK35000015802 古文孝<ケウ>経<ニ>曰<ク>七十<ニシテ>老<テ>致仕<チシ>懸<カケテ>其<ソノ>
OK35000015803 所<ノ>仕<ツカフル>之車<ヲ>置<オク>諸廟<ヘウ>永<ク>使<シテ>子孫<シソンヲ>
OK35000015804 監<カンカミテ>而則<モハラ>焉<シム>立<ツル>身<ヲ>之終<オハリ>其<ノ>要然<ヨウセム>也
OK35000015805 漢<ノ>薩<サツ>広徳為<タル事>御史<キヨシ>大夫<フ>凡<スヘテ>十月
OK35000015806 免<ヘンシテ>帰沛<ハイニ>太守<シユヲ>迎<フ>之界上<サカイノホトリニ>沛<ハイ>以為<ス>栄<エイト>
OK35000015807 懸<カケテ>其<ソノ>安車<キヨヲ>伝<ツタフ>子孫<ソンニ><師古<コ>曰<ク>懸<カケテ>其所<ノ>賜/安車<ヲ>以乗栄也>
OK35000015808 <致仕<チシゝテ>懸<カクル>車<マヲ>亦<又>/古法也コセツ也>(明奥入3・大奥入3)」79ウ

OK36000015901 かたをは
OK36000015902 なさ(さ&さ)けをたてたる人にそもの
OK36000015903 し給けれ(れ$れ)はさしもあるましき
OK36000015904 おほや(や&や)け人女房なとのとしふる(ふる&ふる)
OK36000015905 めきたるともさへこひかなしひき
OK36000015906 こゆるましてうへには御あそ(御あそ&御あそ)ひなとの
OK36000015907 おりことにもまつおほしいてゝなむ(む&む)
OK36000015908 しのはせ給けるあはれ衛もんのかみと
OK36000015909 いふことくさなにことにつけても
OK36000015910 いはぬ人なし六条の院にはまし
OK36000015911 てあはれとお(お&お)ほしいつる事月日にそへて
OK36000015912 柏木」80オ
OK36000016001 おほかりこのわかきみを御心ひとつ
OK36000016002 にはかたみとみなし給へと人の
OK36000016003 思よらぬことなれはいとかひなし
OK36000016004 秋つかたになれはこの君はゐさ
OK36000016005 りなと(柏木巻尾本文、削除符号アリ)
OK36000116006 うくも世の思心にかなはぬか誰もちとせの松ならなくに(定付箋1・明付箋3)
OK36000216007 夏虫の身をいたつらになす事もひとつ思ひによりてなりけり(定付箋2・明付箋4)
OK36000316008 人の世をおいをはてにしせましかは
OK36000316009   けふかあすかもいそかさらまし(定付箋3・明付箋7)」80ウ
OK36000416101 なけきわひいてにしたまのあるならむ夜ふかく見えはむすひとゝめよ(此行は東山乙本、大成による)
OK36000516102 我こそや見ぬ人こふる
OK36000516103   くせつけれあふよりほかのやむくすりなし(定付箋4・明付箋23)
OK36000616104 とりかへす物にもかなや世中をありしなからのわか身とおもはむ
OK36000716105 春ことに花のさかりはありなめとあひ見む事はいのちなりけり(定付箋5・明付箋38)
OK36000816106 よりあはせてなくなるこゑをいとにしてわかなみたをはたまにぬかなむ(定付箋6・明付箋39)
OK36000916107 天<ノ>与<クミスル>善<セン>人<ニ>吾<ワレ>不<ス>信<シンセ>右将軍<カ>墓<ツカニ>草初<テ>青<シ>(明付箋44)」81オ
OK36001016201 文集五十八自嘲詩云
OK36000016202 五十八翁<オキナ>方<ニ>有後静<シツカニ>思<テ>堪<タヘタリ>喜<ヨロコフニ>亦堪<タヘタリ>
OK36000016103 嗟<ナケク>持<テ>盃<ツキ>祝<イノリ>願<ネカフコト>無他<ノ>語<コト>慎<ツゝシムテ>勿<ナカレ>頑<クワン>
OK36000016204 愚<クナルコト>似<ニルコト>汝耶<チゝニ>
OK36000016205 白楽天は子なくして老にのそ
OK36000016206 む人也おいのゝちはしめて生遅<セイチ>と
OK36000016207 いふ子いてきてむまるゝ事をそきに
OK36000016208 よりて(て+名を)生遅とつけたりその子にむかひ
OK36000016209 てつくりける詩也(此行は東山乙本他、大成による)(定奥入1・明奥入1・大奥入1)」81ウ

OK37000016301 横笛
OK37000116302 春ことに花のさかりはありなめと
OK37000216303 きみかうへしひとむらすゝき
OK37000316304 あさちふのをさゝかはらにをくつゆそ
OK37000016305 世のうきつまと思ひみたるゝ
OK37000416306 恋しさのかきりたにある世なりせは
OK37000016307 としへて物は思はさらまし
OK37000516308 白雲にはねうちかはしとふかりの
OK37000016309 かすさへ見ゆる秋の夜の月
OK37000616310 かたいとをこなたかなたによりかけて
OK37000016311 あはすはなにをたまのをにせむ
OK37000716312 伊毛与あれとい留左のやまのやまあらき
OK37000016313 てなとりふれそゝやかほまさるかにや
OK37000016314 とくまさるかにや」82オ
OK37000016401 柏木の後年也(奥入)」82ウ

OK38000016501 鈴虫
OK38000116502 十方仏土之中以西方為望九品
OK38000016503 蓮台之間雖下品可足
OK38000216504 蒼茫霧雨之霽初寒汀鷺立
OK38000016505 重畳煙嵐之断処晩寺僧帰<閑/賦>」83オ
OK38000316601 三五夜中新月色
OK38000416602 目蓮初得<テ>道眼<ヲ>見母生所而堕<リ>
OK38000016603 地獄<ニ>砕<クタキ>骨<ヲ>焼<ヤク>膚<ハタエヲ>仍乗<テ>神通<ニ>自行
OK38000016604 地獄<ニ>逢獄卒<ニ>相代と乞<コヒ>請<ウク>母<ヲ>獄卒
OK38000016605 答云善悪<ノ>業<ノ>造<ル>者自<ラ>受<ウク>其<ソノ>果<クワヲ>
OK38000016606 大小利<ノ>注也更<ニ>不<ス>可<ヘカラ>免<ユルス>則閇<トチヌ>鉄城<テツシヤウ>之
OK38000016607 戸<トヲ>成<ス>不<ス>見<エ>目蓮悲<テ>空帰<ル>」83ウ
OK38000016701 但如経文者堕餓鬼中仍七月十五日
OK38000016702 設盂蘭盆救之明事也
OK38000016703 横笛之同年夏秋也(奥入1)」84オ
(白紙)」84ウ

OK39000016901 夕霧」85オ
OK39000017001 伊行
OK39000017002 此哥同時人也不可為源氏証哥
OK39000117003 かへるさの道やはかはるかはらねと
OK39000017004 とくるにまとふけさのあはゆき
OK39000217005 夕霧に衣はぬれてくさ枕
OK39000017006 たひねするかもあはぬきみゆへ
OK39000317007 なき名そと人にはいひてありぬへし
OK39000017008 心のとはゝいかゝこたへむ
OK39000417009 身をすてゝいにやしにけむ思ふより
OK39000017010 ほかなる物はなみたなりけり」85ウ
OK39000517101 心にはちへ(△&へ)に思へと人にいは(△&は)ぬ
OK39000017102 わかこひつまを(△&を)見るよしも哉
OK39000617103 かねてよりつらさを我にならはさて
OK39000017104 にはかにものをおもはする哉
OK39000717105 あまのかるもにすむゝしのわれからと
OK39000817106 秋なれは山とよむまてなくしかに
OK39000017107 我おとらめやひとりぬるよは」86オ
OK39000917201 秋の夜の月のひかりのきよけれは
OK39000017202 をくらの山もこえぬへらなり
OK39001017203 いかにしていかによからむをの山の
OK39000017204 うへよりおつるをとなしのたき
OK39001117205 かひすらもいもせはなへてある物を
OK39000017206 うつし人にてわかひとりぬる
OK39001217207 夏の夜はうらしまのこかはこなれや
OK39000017208 はかなくあけてくやしかるらむ
OK39001317209 いひたては(いひたては&いひたては)たかなかおしきしなのなる
OK39000017210 きそちのはしのふみしたえなは」86ウ
(87オ・87ウの1丁は「早蕨」の誤綴のため「早蕨」へ移す)
OK39000017501 無言太子とか
OK39000017502 今案此巻猶横笛鈴虫之
OK39000017503 同秋事歟」88オ
OK39001417601 波羅奈王之太子其名休<キウ>魄<ハク>容<カタチ>端正<ハシ>
OK39000017602 生<テ>而十三年不<ス>言<物イハ>人不<ス>聞<カ>声<ヲ>
OK39000017603 諸臣婆羅門道士等誹<ソシリ>謗<ソシル>地<ノ>下<ニ>
OK39000017604 作<テ>城<ヲ>欲<スル>埋<ウツマント>之時大臣伏<フシテ>其<ノ>車<ノ>前<ニ>
OK39000017605 重<カサネテ>悲<ナシフ>此事<ヲ>太子<ノ>云<イハク>我将不<ス>言<イハ>生(生$)<イキテ>
OK39000017606 而欲<ス>埋<ウツマント>将<ニ>言<ハムトスレハ>怖<ヲソル>入<イラム事ヲ>地獄<ニ>自<ラ>全<マタウシテ>身<ヲ>
OK39000017607 不<ス>言(言&言)<物イハ>欲救<スクウテ>魂<タマシヒヲ>脱<マヌカレントス>苦<ニ>謗<ソシラム物ハ>我不言<物イハサラムヲ>者
OK39000017608 皆<ナ>欲生<ムマレント>聾盲<リヤウマウニ>于時国王夫人」88ウ
OK39000017701 行<テ>迎<ムカフ>太子<ヲ>々々<ノ>曰<ク>我昔先<サキノ>身<ニ>為<ナテ>国
OK39000017702 王<ト>以正道<ヲ>雖<トモ>治<ヲサムト>国<ヲ>有<テ>所過<アヤマツ>堕<テ>地獄<ニ>
OK39000017703 六万余歳苦難<カタシ>忍<シノヒ>我怖<ヲソルゝ>地獄<ヲ>故<ニ>
OK39000017704 巻<マイテ>舌<シタヲ>不<ス>言<ノヲイハ>遂<ツイニ>請<コウ>出家<ヲ>父母聞<キゝテ>之<ヲ>許<ユルス>之
OK39000017705 入<イテ>深<キ>山<ニ>求<トム>道<ヲ>命<イノチ>終<ヲハル>生<ル>兜率天<ニ>
OK39000017706 太子者釈迦如来也(奥入1)」89オ
(白紙)」89ウ

(白紙)」90オ
OK40000018001 御法
OK40000118002 ちりひちの世々のひかすにありへてそ
OK40000018003 おもひあつむる事もおほかる
OK40000218004 採菓汲水 提婆品
OK40000018005 又
OK40000018006 法華経をわかえし事はたきゝこり
OK40000018007 なつみ水くみつかへてそえし
OK40000018008 たきゝつくとは仏のうせさせ給へる
OK40000018009 ことを申也(奥入1)
OK40000318010 もゝちとりさえつる春は」90ウ
OK40000418101 秋ふくはいかなるいろの風ならむ
OK40000018102 身にしむ許人のこひしき
OK40000518103 うつせみはからを見つゝもなくさめつ
OK40000018104 ふかくさの山けふりたにたて」91オ
OK40000018201 此巻
OK40000018202 夕霧之後年歟(奥入)」91ウ

(白紙)」92オ
OK41000018401 幻
OK41000118402 おほそらにおほふ許のそても哉
OK41000218403 ひかりなきたにゝは春もよそなれは
OK41000018404 さきてとくちる物思もなし
OK41000318405 深草のゝへのさくらし
OK41000418406 いろかへぬ花橘に郭公
OK41000018407 ちよをならせるこゑきこゆなり
OK41000518407' <上陽人>
OK41000018408 秋夜長々々無眠天不明耿々残
OK41000018409 灯背壁影蕭々暗雨打窓声
OK41000618410 いにしへの事かたらへは郭公」92ウ
OK41000018501 いかにしりてかなくこゑのする
OK41000718502 かなしさそまさりにまさる人の身に
OK41000018503 いかにおほかるなみたなるらむ
OK41000818504 人の身もならはし物をいまゝてに
OK41000018505 かくてもへける物にそありける
OK41000918506 夕殿蛍飛思悄然秋灯挑尽
OK41000018507 未能眠 長恨哥
OK41001018508 神な月いつもしくれはふりしかと
OK41000018509 かくそてひつるおりはなかりき」93オ
OK41001118601 なにゝきく色そめかへしにほふらむ
OK41000018602 花もてはやすきみもこなくに
OK41001218603 あくるまておきゐるきくのしらつゆは
OK41000018604 かりの世をおもふなみたなるへし
OK41001318605 うなひまつ 未勘」93ウ

OK42000018701 <廿七>
OK42000018701' 匂兵部卿宮
OK42000018702 このまき一の名
OK42000018703 かほる中将」94オ
OK42000118801 ぬしゝらぬかこそにほへれ秋のゝに
OK42000018802 たかぬきかけしふちはかまそも
OK42000218803 春の夜のやみはあやなし
OK42000318804 ふる雪に色はまかひぬ梅花
OK42000018805 かにこそにたる物なかりけれ」94ウ
(白紙)」95オ
OK42000019001 伊行
OK42000419002 太子のわか名をとひえけむさとり
OK42000019003 もえてしかなと
OK42000019004 七陀太子是釈迦仏也
OK42000019005 耶輸陀羅之子羅[目+侯]羅尊者
OK42000019006 仏出家後経六年誕生仍大臣等
OK42000019007 疑之耶輸陀羅抱児投入
OK42000019008 火全不焼<此文心/不審不叶歟/可尋>(奥入1)
OK42000519009 法華経
OK42000019010 有女人身猶有五障(奥入2)」95ウ
OK42000619101 賭射還饗
OK42000019102 大将先着座<垣下座上設菅円座/親王来着次将上>次将着
OK42000019103 奥座<賭弓不設土敷円座依倉卒也/相撲時敷土敷円座或筵上敷之>
OK42000019104 次垣下公卿着座<相対/次将>次立机<或次将机/先立>三献
OK42000019105 訖有絃哥之興給禄有差或命
OK42000019106 東遊将監以下舞之<天禄例也>
OK42000019107 相撲之時三献之後示次将召相撲
OK42000019108 人少将臨檻召相撲所将監仰之数巡
OK42000019109 之後有相撲布引等事<少将同仰/手番>(奥入3)」96オ
(白紙)」96ウ
OK420007191'01 多久行」(貼紙オ)
OK420000191'01 一かたの大将かへりある
OK420000191'02 しの日
OK420000191'03 かみのますと候は
OK420000191'04 ふそくにて候
OK420000191'05 八乙女と申候うたにて候也
OK420000191'06 此うたは二段のうた也
OK420000191'07 やおとめはわかやおとめそ
OK420000191'08 たつややをとめたつやや
OK420000191'09 おとめ
OK420000191'10 二段
OK420000191'11 かみのますこのみや
OK420000191'12 しろにたつややおとめ
OK420000191'13 たつややおとめ
OK420000191'14 かみのやすともうたひ
OK420000191'15 候ことも候このことはには
OK420000191'16 みつのおち候
OK420000191'17 たるおほせにし
OK420000191'18 ふへく候
OK420000191'19 かくのこときのことゝも
OK420000191'20 いまのよに下らうの
OK420000191'21 しりて候は候すかく申
OK420000191'22 上候へともゝしひかこと
OK420000191'23 なんともや候らん(奥入4)」(貼紙ウ)

(白紙)」97オ
OK43000019401 紅梅
OK43000119402 きみならてたれにか見せむ
OK43000219403 釈迦仏涅槃之後阿難昇高座
OK43000019404 結集<ノ>諸経<ヲ>之時其<ノ>形<チ>如<シ>仏<ノ>仍衆会
OK43000019405 疑仏再出給(奥入1)
OK43000319406 あたら夜の月と花とをおなしくは
OK43000019407 あはれしれらむ人に見せはや」97ウ(高野本)
OK43000419501 かわふえ
OK43000019502 或人云 猶笙をいふへき歟(奥入2)」98オ
(白紙)」98ウ

OK44000019701 なるをうれはしとおもへりしゝ
OK44000019702 うときこゆめりしそこのころと
OK44000019703 うの中将ときこゆめるとしよは
OK44000019704 ひのほとはかたはならねと人に
OK44000019705 をくるとなけきたまへりさい
OK44000019706   さうはとかく
OK44000019707     つき/\しく(竹河巻尾本文、削除符号アリ)
OK44000019708 竹河
OK44000119709 楽府上陽人
OK44000019710 未<イマタ>容<ユルサレ>君王得<ウルコト>見<マミユルコト>面<オモテヲタニモ>已<ステニ>被<ラレヌ>
OK44000019711 楊妃<ヤウヒニ>遥<ハルカニ>側<ソハメ>目<メ>妬<ネタマレテ>令<シム>潜<ヒソカニ>配<ハイセ>上陽宮(奥入1)」99オ
OK44000219801 いろよりもかこそあはれにおもほゆれ
OK44000019802 たか袖ふれしやとの梅そも
OK44000319803 催馬楽
OK44000019804 梅か枝にきゐるうくひす春かけて
OK44000419805 花のかを風のたよりにたくへてそ
OK44000519806 催馬楽
OK44000019807 この殿は(奥入2)
OK44000619808 思ふにはしのふる事そまけにける」99ウ
OK44000719901 さくらさく桜の山の桜花
OK44000019902 さく/\らあれはちるさくらあり
OK44000819903 桜花ちりかひくもれおいらくの
OK44000019904 こむといふなるみちまとふかに
OK44000919905 さくらいろに衣はふかくそめてきむ
OK44000019906 花のちりなむのちのかたみに
OK44001019907 こひしなはたかなはたゝし世中の
OK44000019908 つねなき物といひはなすとも
OK44001119909 史記呉世家
OK44000019910 季札為使向上国路逢徐君」100オ
OK44000020001 季札之初<メ>使<ツカヒタル時ニ>北<ノ方>過<ヨキレリ>徐君々々好<コノム>
OK44000020002 季札釼口<クチニ>弗<ス>敢<アヘテ>言<イハ>季札心知<シンヌ>之
OK44000020003 為<タメニ>使<ツカヒタルカ>上国未<ス>献<ケムセ>還至徐々君
OK44000020004 已死於是乃解<トイ>其宝釼繋<カケ>之
OK44000020005 徐君冢樹而去<サンヌ>従<シウ>者曰<イハク>徐君已
OK44000020006 死<タリ>尚誰<タレニカ>予<アタフル>乎<ヤ>季札曰不<アラス>然<シカムハ>始<メ>吾
OK44000020007 心<ニ>已許<ユルシテキ>之豈以死<タルヲ>倍<ソムカムヤ>吾心哉(奥入3)」100ウ
OK44001220101 春の夜のやみはあやなし
OK44001320102 あつまちの道のはてなる
OK44000020103 此巻不一見以人令読合(削除符号アリ)」101オ
(白紙)」101ウ
OK44001420301 多久行」(貼紙102オ)
OK44000020401 一 踏哥曲
OK44000020402 万春楽のことは
OK44000020403 はんすらく 二反
OK44000020404 くわうえんそう おく
OK44000020405 せんねん 二反
OK44000020406 くゑんせいくゑうくゑ
OK44000020407 ねんくわうれい 二反
OK44000020407' 催馬楽不可然事歟不入名家目六」(貼紙102ウ)
OK44000020501 これはさいはらにて候
OK44000020502 いつれの人々つたへさせ給
OK44000020503 はす多氏はかりにはつ
OK44000020504 たへて候
OK44000020505 すへてたうかには
OK44000020506 わかいへこのとの
OK44000020507 はんすらくなにそもそ
OK44000020508 このさいはら四をうたひ
OK44000020509 候これみなれうにて候也」(貼紙103オ)

OK45000020601 優婆塞 一名橋姫」(貼紙103ウ)
OK45000120701 宇治河の夢の枕に夢さめて
OK44000020702 よるはゝしひめいやねさるらむ(明奥入2・大奥入2)
OK45000020702' <不可然>(頭注)
OK45000220703 ぬしゝらぬかこそにほへれ秋のゝに
OK45000320704 還城楽陵王をあやふめむとすひの
OK45000020705 くるゝにはちして日をむまにかきかへす
OK45000020706 といふ事也くはしくしらす
OK45000020707 史記
OK45000020708 魯陽以戈廻落日事歟
OK45000020708' <此等事可否難弁>(頭注)(明奥入1・大奥入1)
OK45000420709 雁の行峯のあさきりはれすのみ
OK45000020710 思ひつきせぬ世中のうさ(明付箋1)」104オ
OK45000520801 さす棹のしつくにぬるゝ袖ゆへに
OK45000020802 身さへうきてもおもほゆるかな(明付箋3)
OK45000620803 ことのねに峯の松風かよふらし
OK45000020804 いつれのおよりしらへそめけむ(明付箋4)
OK45000020805 このまき
OK45000020806  一の名うはそく(削除符号アリ)」104ウ

(白紙)」105オ
OK46000021001 椎本
OK46000121002 わきてしもなにゝほふらむ秋のゝに
OK46000021003 いつれともなくなひくおはなに
OK46000221004 経云
OK46000021005 香山大樹緊那羅於仏前調瑠
OK46000021006 璃之琴弾八万四千里音楽
OK46000021007 于時迦葉尊者威儀忘舞給(奥入1)
OK46000321008 つゐに行道とはかねてきゝしかと
OK46000021009 昨日けふとはおもはさりしを」(高野本)105ウ
OK46000421101 さゝのくま日の河にこまとめて
OK46000521102 ふち衣はつるゝいとはわひ人の
OK46000021103 なみたのたまのをとそなりける
OK46000621104 すゑのつゆもとのしつくや
OK46000721105 あまのすむさとのしるへにあらなくに
OK46000021106 うらみむとのみ人のいふらむ
OK46000821107 神なひのみむろのきしやくつるらむ
OK46000021108 たつたの河の水のにこれる
OK46000921109 あさか山かけさへ見ゆる山の井の」106オ
(白紙)」106ウ

(白紙)」107オ
OK47000021401 角総
OK47000121402 身をうしと思ふにきえぬ物なれは
OK47000021403 かくてもへぬるものにそありける
OK47000221404 よりあはせてなくなるこゑをいとにして
OK47000021405 わかなみたをはたまにぬかなむ
OK47000021406 七条后崩之時伊勢哥也
OK47000321407 いとによる物と(と+は)なしにわかれちの
OK47000021408 心ほそくもおもほゆる哉
OK47000421409 かたいとをこなたかなたによりかけて
OK47000521410 おく山のはれぬけしきそわひ人の
OK47000021411 そてのいろをはいとゝましける」107ウ
OK47000621501 王昭君 朝綱卿
OK47000021502 辺風吹断秋心緒隴水流添夜涙行
OK47000721503 文集
OK47000021504 晨鶏再<フタゝヒ>鳴<テ>残月没<インヌ>征馬連<シキリニ>嘶<テ>行人出
OK47000821505 角総 呂
OK47000021506 安介万支也止宇々々比呂波可利や
OK47000021507 止宇々々左加利天祢田礼止毛万呂
OK47000021508 比安比介利と宇々々加与利安比
OK47000021509 介利と宇々々(奥入1)」108オ
OK47000921601 いなせともいひはなたれすうき物は
OK47000021602 身を心ともせぬ世なりけり伊勢
OK47001021603 世中をうしといひてもいつくにか
OK47000021604 身を(を+は)かくさむ山なしの花
OK47001121605 なかしとも思そはてぬむかしより
OK47000021606 あふ人からの秋の夜なれは
OK47001221607 たつねくる身をしとはすはよ(よ+さ)のうみに
OK47000021608 身もなけつへき心ちこそすれ
OK47001321609 ほり江こくたなゝしを舟こきかへり
OK47000021610 おなし人にやこひわたりなむ」108ウ
OK47001421701 若草のにゐ(ゐ+手)枕を巻そめて
OK47001521702 山しろのこはたのさとにむまはあれと
OK47001621703 世中をなにゝたとへむあさほらけ
OK47001721704 いその神ふるの山さといかならむ
OK47000021705 をちのさと人かすみ(み&み)へたてゝ
OK47001821706 夢にたに見ゆとは見えしあさな/\」109オ
OK47001921801 雲井にてとを山鳥のはつかにも
OK47000021802 ありとしきけはこひつゝもをらむ
OK47002021803 いかなれはあふみのうみの(の$そ)かゝりてふ
OK47000021804 人を見るめのたえておひねは
OK47002121805 いて人は事のみそよき月草は(は$の)
OK47000021806 うつし心はいろことにして
OK47002221807 とりかへすものにもかなや世中を
OK47002321808 うらわかみねよけに見ゆるわかくさを
OK47000021809 人のむすはむ事をしそ思ふ」109ウ
OK47002421901 はつ草のなとめつらしき事のはそ
OK47000021902 うらなく物を思ひける哉
OK47002521903 楽府 李夫人
OK47000021904 漢武帝初喪<ウシナヘリ>李夫人<ヲ>々々病<セシ>時<ニ>
OK47000021905 不肯<カヘンス>別<ワカレ>死後留得生前恩
OK47000021906 君恩未<サレハ>尽<ツキ>念未已<ヤマ>甘泉殿
OK47000021907 裏令<シム>写<ウツサ>真<カタチヲ>丹青画出<カキイタシテ>竟<ツヒニ>
OK47000021908 何<ナンノ>益<エキカアル>」110オ
OK47000022001 不言<モノイハ>不<レハ>笑<ワラハ>愁<ウレヘ>殺<ソマシム>君<ヲ>又令方士<ヲ>
OK47000022002 合<アハセ>霊<レイ>薬<ヲ>玉釜<フ>煎練<センレンシテ>金炉<ロニ>焚<タク>
OK47000022003 九華<キウクワ>帳深<フカウシテ>夜悄々<タリ>反魂<ノ>香<カウ>
OK47000022004 反<カヘス>夫人魂<ヲ>夫人之魂在<アル>何<イツレノ>許<トコロニカ>
OK47000022005 香<カウノ>煙<ケフリニ>引<ヒカレテ>到<イタル>焚<タク>香<ヲ>処<トコロニ>既来<テ>何<ソ>
OK47000022006 苦<クルシフ>不<サルコトヲ>須臾<シハラクタモ>縹眇悠揚<トシテ>還<テ>
OK47000022007 滅<キエ>去<サンヌ>去<コト>何<ソ>速<スミヤカニ>兮来<コト>何<ソ>遅<キ>」110ウ
OK47000022101 是<ソレ>邪<カ>非<アラヌ>邪<カ>両<ナカラ>不知翠娥<ハ>
OK47000022102 髣髴<ハウヒタレトモ>平生<ヘイセイノ>顔<カタチニ>不似昭陽<ニ>寝<フセン>
OK47000022103 疾<ヤマヒニ>時<ニタモ>魂之不<サル時ニモ>来君心苦<シフ>
OK47000022104 魂之来<キタヌル時ニモ>兮君思悲<フ>背<ケ>灯<ヲ>
OK47000022105 隔<ヘタテゝ>帳<ヲ>不得語<モノカタリスルコト>安<イツクンソ>用<モテ>暫<ク>
OK47000022106 来<テ>遥<ハルカニ>見<ミタルヲ>」111オ
OK47000022201 傷<イタマシムルコト>心不<アラス>独武皇帝<ノミニ>自<イ>古及<ヲヨフマテニ>
OK47000022202 今多<ク>若<コトシ>斯<カクノ>君不<ヤ>見穆王三日
OK47000022203 哭<センヲ>重璧台前傷<ムシヲ>感姫
OK47000022204 又不<ヤ>見秦陵一椈<ノ>涙<ヲ>馬
OK47000022205 嵬<ノ>路上<ホトリニ>念<フシテ>楊妃<ヲ>縦令妍
OK47000022206 姿艶骨<ヲ>化<シテ>為<ナラ>土此恨長在<テ>
OK47000022207 無銷期生思惑<マトハス>死思惑<マトハス>」111ウ
OK47000022301 尤<ケヤケキ>物感人忘不得人非<レハ>木
OK47000022302 石皆有情不如不<サラムニハ>遇傾城<ケイセイノ>色(奥入2)
OK47002622303 あすしらぬわか身と思へとくれぬまの
OK47000022304 けふは人こそかなしかりけれ
OK47002722305 いはそゝく山井の水をむすひあけて
OK47000022306 たかためおしきいのちとかしる
OK47002822307 いにしへも今もむかしもゆくすゑも
OK47000022308 かくそてひつるおりはあらしを」112オ
OK47002922401 みなといりのあしわけをふねさはりおほみ
OK47003022402 遺愛寺鐘[奇+攴]枕聴香鑪
OK47000022403 峯雪撥簾看
OK47003122404 涅槃経
OK47000022405 雪山童子半偈投身
OK47000022406 諸行無常是生滅法生滅々已
OK47000022407 寂滅為楽(奥入3)」112ウ
OK47003222501 いかて猶つれなき人に身をかへて
OK47000022502 くるしき物と思ひしらせむ」113オ
OK47003322601 伊勢集
OK47000022602 つねにやましくせさせ給けるをつゐに
OK47000022603 六月にかくれたまひにけるあさましく
OK47000022604 いみしくかなしくてつかうまつりし人
OK47000022605 さなからあつまりてよるひるなきかな
OK47000022606 しひこひたてまつるにのちの御わさの
OK47000022607 おりにやう/\なりぬあめのふる日心う
OK47000022608 しといひし人しもになむこもりゐ
OK47000022609 たりけるうへの人あつまりて御わさ
OK47000022610 のくみをなむしけるしもなる」113ウ
OK47000022701 人いとはよりはてたまうつなり
OK47000022702 たゝいまなにわさをかしたまふ
OK47000022703 こゝにはあめをなむ見いたして
OK47000022704 なかめ侍といひあけたりけれは
OK47000022705 うへのおもとたちのかへしには
OK47000022706 いとはよりはてゝいまはねをなむ
OK47000022707 よりあはせてなき侍といひをこせ
OK47000022708 たれはしもなる人
OK47000022709 よりあはせてなくなるこゑをいとにして
OK47000022710 わかなみたをはたまにぬかなむ(奥入4)」114オ
(白紙)」114ウ

OK48000022901 人もお(お&お)もひのたまふめるやうにいにし(此行は東山乙本、大成による)
OK48000022902 への御かはりとなすらへ(らへ&らへ)きこえてかう
OK48000022903 お(お&お)もひしりけりとみえたてまつるふ
OK48000022904 しもあらはやとはおほせとさすかに
OK48000022905 とかくやとかた/\にやすからすきこえ
OK48000022906 なしたまへはくるしうおほされけり(早蕨巻尾本文、削除符号アリ)」115オ
OK48000023001 さわらひ
OK48000123002 日のひかりやふしわかねはいその神
OK48000023003 ふりにしさとに花もさきけり(付箋1)
OK48000223004 こひしくはきても見よかし人つてに
OK48000023005 いはせのもりのよふことり哉
OK48000323006 春かすみたつを見すてゝゆくかりは
OK48000023007 花なきさとにすみやならへる(付箋2)
OK48000423007' やとをはかれし 未勘
OK48000023008 今そしるくるしき物と人またむ
OK48000023009 さとをはかれすとふへかりけり
OK48000523010 さ月まつ花たちはなのかをかけは」115ウ
OK48000617301 月やあらぬ春やむかしの春ならぬ
OK48000017302 わか身ひとつはもとの身にして(付箋3)
OK48000717303 にくさのみますたの池のねぬなはの
OK48000817304 おほかたのわか身ひとつのうきからに
OK48000017305 なへてのよをもうらみつる哉(付箋4)
OK48000917306 とりかへすものにもかなや世中を
OK48001017307 うへて見しぬしなきやとのさくら花
OK48000017308 いろはかりこそむかしなりけれ」(87オ「夕霧」に誤綴)
(白紙)」87ウ

(白紙)」116オ
OK49000023201 やとり木
OK49000123202 銷日不如碁(奥入1)
OK49000223203 <伊行>文選歎逝賦
OK49000023204 譬日及之在條恒雖尽而不悟(奥入2)
OK49000323205 なにゝかゝれるといとしのひて事もつゝかす
OK49000423206 あくるまさきてと」116ウ
OK49000523301 あさまたきまたき(き+ゝ)にけり
OK49000623302 <伊行>松蘿契夫妻事也
OK49000023303 古詩与君結新婚 兎総附女蘿(奥入3)
OK49000723304 さとはあれて人はふりにしやとなれや
OK49000023305 にはもまかきも秋のゝらなる
OK49000823306 <伊已下>山さとは物わひしかる事こそあれ
OK49000023307 世のうきよりはすみよかりけり
OK49000923308 わか心なくさめかねつさらしなや」117オ
OK49001023401 ありはてぬいのちまつまのほと許
OK49000023402 うきことしけくおもはすもかな
OK49001123403 こりすまに又もたのまれぬへけれ
OK49001223404 さしくみは
OK49001323405 いなせともいひはなたれすうき物は 伊勢(奥入6)
OK49001423406 こひをしてねをのみなけはしきたへの
OK49000023407 まくらのしたにあまそつりする
OK49001523408 うきなからきえせぬ物は身なりけり」117ウ
OK49001623501 うくも世の思ふ心にかなはぬか
OK49000023502 誰もちとせの松ならなくに
OK49001723503 こひしさのかきりたにある世なりせは
OK49001823504 恋わひぬねをたになかむこゑたてゝ
OK49000023505 いつらなるらむをとなしのたき
OK49001923506 李夫人(奥入7)
OK49002023507 こかねもとむ
OK49000023508 王昭君事也 たくみは画工也(奥入8)」118オ
OK49002123601 仏の方便にてなむかはねのふくろ
OK49000023602 経の文也 むかし観音勢至の
OK49000023603 子にておはしましけるにまゝ
OK49000023604 はゝのためにころされにけれは
OK49000023605 そのおやのかはねをくひにかけ
OK49000023606 たまひてつゐに仏道えたまへる事也(奥入9)
OK49002223607 花ふらせたるたくみ 未勘」118ウ
OK49002323701 むすひをくかたみのこたになかりせは
OK49002423702 長恨哥伝
OK49000023703 方士乃竭<ツクシテ>其術<シユツ>以索<モトムルニ>之不至
OK49000023704 又能遊<アソハシメ>神<タマシヒ>馭<ヲサメ>気出天界没<イリ>
OK49000023705 地府以求之又不見又旁<アマネク>求
OK49000023706 四虚上下東極<ニ>絶<ワタリ>天海跨<マタカ>蓬<ホウ>」119オ
OK49000023801 壺<コ>見最<イト>高<タカキ>仙山上多楼閣西廂
OK49000023802 下有洞戸東嚮<ムカ>闖<ヒラケリ>其門署<シ>曰<ヘリ>
OK49000023803 玉妃太真院方士抽簪叮扉有
OK49000023804 雙鬟童女出応<コタフ>門
OK49000023805 于時雲海沈々<シ>洞<トウ>天日晩<クレヌ>瓊<イ>戸<コ>
OK49000023806 重闔悄<セウ>然無声」119ウ
OK49000023901 言訖憫然指碧衣女取金釵
OK49000023902 鈿合各折其半授使者曰為
OK49000023903 我謝<スラク>太上皇謹献是物(奥入10)
OK49002523904 いかならむいはほのなかにすまはかは
OK49002623905 おほかたのわか身ひとつのうきからに
OK49000023906 なへてのよをもうらみつる哉」120オ
OK49002724001 不<アラス>是偏花中愛<スルニハ>菊此花開<ケ>後<ツキテ>更
OK49000024002 無<ケレハナリ>花
OK49002824003 なにかしのみこのこの花めてたるゆふ
OK49000024004 へそかし
OK49002924005 伊勢海 見上
OK49003024006 おりつれは袖こそにほへ梅花
OK49000024007 ありとやこゝにうくひすのなく」120ウ
OK49003124101 楊貴妃のかむさしのこと
OK49003224102 於御前奏人々名事
OK49000024103 親王 其官の御子 無官ハ其名御子
OK49000024104 大臣<おほきおほいまうちきみ ひたりのおほいまうちきみ/みきのおほいまうちきみ>
OK49000024105 大納言以下三位以上 其官姓朝臣
OK49000024106 有兼官人其兼官姓朝臣ヲ申
OK49000024107 四位参議 名朝臣 四位同上 五位ハ名
OK49000024108 殿上六位ハ同五位 地下六位ハ加姓
OK49000024109 太上天皇 東宮同之
OK49000024110 親王以下三位以上ニ申詞 親王<其官のみこ/無官ヲハ 郎のみこ>
OK49000024111 大臣ヲハ其大殿 大納言以下其官或加姓」121オ
OK49000024201 四位ヲハ其官朝臣<不云/姓> 五位ヲハ名朝臣
OK49000024202 六位ヲハ名<有官加申>
OK49000024203 左右大将ヲハひたりみきとは申さす
OK49000024204 さ大将う大将と申(奥入11)」121ウ

(白紙)」122オ
OK50000024401 あつまや
OK50000124402 おほかたのわか身ひとつのうきからに
OK50000024403 なへての世をもうらみつる哉
OK50000224404 おほぬさのひくてあまたになりぬれは
OK50000024405 思へとえこそたのまさりけれは
OK50000324406 おほぬさとなにこそたてれなかれても
OK50000024407 つゐによるせはありといふ物を
OK50000424408 思はむとたのめし事もある物を
OK50000024409 なき名はたてゝたゝにわすれね」122ウ
OK50000524501 ふすほともなくてあけぬる夏のよは
OK50000024502 あひてもあはぬ心地こそすれ
OK50000624503 うつろはむことたにおしき秋はきを
OK50000024504 おれぬ許もをけるつゆかな
OK50000024504' <いかたうめ可勘尋><朱>
OK50000724505 くるしくもふりくるあめかみわのさき
OK50000024506 さのゝわたりに家もあらなくに
OK50000824507 わかこひはむなしきそらにみちぬらし
OK50000024508 思ひやれとも行方もなし」123オ
OK50000924601 あはれわかつま
OK50001024602 班女閨中秋扇色楚王
OK50000024603 台上夜琴声」123ウ

OK51000024604 うき舟」123ウ
OK51000124701 こひしくはきても見よかしちはやふる
OK51000024702 神のいさむる道ならなくに
OK51000224703 こひしなむのちはなにせむいける日の
OK51000324704 あかさりしそてのなかにや入にけむ
OK51000024705 わかたましひのなき心ちする(明付箋1)
OK51000424706 しのゝめのほから/\とあけゆけは
OK51000024707 をのかきぬ/\なるそかなしき
OK51000524708 心にはしたゆく水のわきかへり
OK51000024709 いはて思そいふにまされる」124オ
OK51000624801 さむしろに衣かたしきこよひもや
OK51000024802 われをまつらむうちのはしひめ(明付箋3)
OK51000724803 いぬかみやとこの山なるいさらかは
OK51000024804 いさとこたへて
OK51000824805 山しろのこはたのさとに馬はあれと(明付箋4)
OK51000924806 うらみてもなきてもいはむ方そなき
OK51000024807 かゝみに見ゆるかけならすして
OK51001024808 たらちねのおやのいさめしうたゝねは(明付箋5)」124ウ
OK51001124901 ゆくふねのあとなき波にましりなは(此行は東山乙本、大成による)
OK51000024902 たれかは水のあわとたに見む
OK51001224703 わひぬれは身をうき草のねをたえて
OK51000024904 さそふ水あらはいなむとそ思
OK51001324905 白雲のたえすたなひく峯にたに
OK51000024906 すめはすみぬるよにこそありけれ
OK51001424907 こひせしとみたらし河にせしみそき
OK51000024908 神はうけすも(明付箋6)
OK51001524909 道口律(明奥入1)
OK51000024910 見知のく知た介不の己不尓われは」125オ
OK51000025001 安利とおやに万宇之た戸己己
OK51000025002 呂安比の加せや左支无太知也
OK51001625003 君にあはむその日はいつそ松の木の
OK51000025004 こけのみたれて物をこそおもへ(明付箋7)
OK51001725005 わかこひはむなしきそらにみちぬらし(明付箋8)
OK51001825006 大国には以羊為食物如馬牛
OK51000025007 飼置天臨食物相具屠所歩」125ウ
OK51000025101 行也随歩死期近 以之世間
OK51000025102 人如相待無常喩之
OK51000025103 経云歩々近死地人命亦如此(此$是)
OK51000025104 けふも又午のかひをそふきつなる
OK51000025105 ひつしのあゆみちかつきぬらむ(明奥入2)
OK51001925106 けさうする人のありさまのいつれとなき
OK51000025107 やまとものかたり在万葉集
OK51000025108 をとめつかの事也(明奥入3)」126オ
(白紙)」126ウ

OK52000025301 えしかけろふ あるかなき(き&き)
OK52000025302 か(か+の)とれいのひとりこちたまふ(蜻蛉巻尾本文、削除符号アリ)」127オ
OK52000025401 かけろふ
OK52000125402 わきもこかきてはよりたつまきはしら
OK52000025403 そもむつましやゆかりとおもへは
OK52000225404 楽府 李夫人
OK52000025405 人非木石皆有情不如遇傾
OK52000025406 城色
OK52000325407 なき人のやとにかよはゝほとゝきす
OK52000025408 われかくこふとなきてつけなむ
OK52000425409 大底四時心惣苦 就中腸断是秋天」127ウ
OK52000525501 たれをかもしる人にせむふるさとの
OK52000625502 たとへてもはかなき物は世中へ(世中へ$かけろふ)の
OK52000025503 あるかなきかのよにこそありけれ
OK52000725504 遊仙窟
OK52000025505 故々<ネタマシカホニ>将<モテ>繊<ホソキ>手<タナスエヲ>時々<ヨリ/\ニ>弄<カキナラス>小<ホソキ>絃<ヲゝ>
OK52000025506 耳<ニ>聞<キクタニモ>猶気<イキノ>絶<タエナムトスル>眼見<モノヲ>若為<イカハカリカ>怜<アハレナラム>
OK52000025507 気調<キテウノ>如<イキサシハ>兄<コノカミノ>崔季珪<サイキケイ>之<カ>小<オト>妹<イモウトナレハ>
OK52000025508 容貌<ヨウハウノカヲハセハ>似<ニタリ>舅<ヲチニ>潘安仁<ハンアンシン>之<カ>外<ハゝカタノ>甥<ヲヒナレハ>」128オ
OK52000825601 ことよりほか」128ウ

(白紙)」129オ
OK53000025801 手習(此行は高野本等、大成による)
OK53000125802 もゝとせにひとゝせたらぬつくもかみ
OK53000025803 我をこふらしおもかけに見ゆ
OK53000225804 こゝにしもなにゝほふらむをみなへし
OK53000025805 人のものいひさかにくきよに
OK53000325806 山さとは秋こそことにわひしけれ
OK53000025807 しかのなくねにめをさましつゝ
OK53000425808 世のうきめ見えぬ山地にいらむには
OK53000025809 おもふ人こそほたしなりけれ
OK53000525810 △△△花とを」129ウ
OK53000625901 たらちね△△△れ
OK53000025902 わかくろかみをなてす(わかくろかみをなてす$)
OK53000725903 楽府 陵園妾(奥入1)
OK53000825904 松門到暁月<ニ>徘徊栢城<ハクセイ>尽<シム>日<ノモトニ>風
OK53000025905 蕭瑟(奥入2)
OK53000925906 月やあらぬ春やむかしの
OK53000025907 陵園妾々々々顔色如花<ノ>命如葉
OK53000025908 命如葉<ハノ>薄<ウスキカ>将奈何」130オ

OK54000026101 あふことはくもゐはるかに
OK54000026102     なる神の
OK54000026103  をとにきゝつゝ世をや
OK54000026104     わたらん」(高野本、裏見返し)131オ

此愚本求数多旧手跡之本抽彼是
用捨短慮所及雖有琢磨之志未及九牛
之一毛井蛙之浅才寧及哉只可招嘲弄
纔雖有勘加事又是不足言未及尋得
以前依不慮事△△(△△#)此本披露於華
夷遐迩門々戸々書写預誹謗云々
雖後悔無詮懲前事毎巻奥
所注付僻案切出為別紙之間哥等多
切失了旁雖堪恥辱之外無他向
後可停止他見 非人桑門明静」130ウ

inserted by FC2 system