源氏釈の研究[資料篇]
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源氏釈の研究[資料篇]

--世尊寺伊行の「源氏物語」の書承と注釈--

初出『高千穂論叢』自第24巻3号至第32巻4号(1989年12月~1998年2月)
<昭和61年度・昭和62年度 高千穂商科大学個人研究費助成>
渋谷栄一編『源氏釈』(源氏物語古注集成16 平成12年10月刊 おうふう A5判箱入616頁 定価25000円)


世尊寺伊行自筆葦手本和漢朗詠集(京都国立博物館蔵)

目 次


桐 壺

  

本文編

  凡 例

 一 本書は、「源氏釈」五本、すなわち宮内庁書陵部蔵「源氏或抄物」、宮内庁書陵部蔵「源氏物語注釈」の親本の冷泉家時雨亭文庫蔵「源氏物語注釈」、前田家育徳会尊経閣文庫蔵「源氏釈」、吉川家本「源氏物語」勘物、都立中央図書館蔵「伊行源氏釈」と断簡及び古筆切等を集成したものである。
 一 「源氏釈」は諸本間に異同が大きいので、最善本一本を選び出してそれに異本を対校するということはできない。よって、注記項目毎に整理して諸本を並行して見られるように配列した。
 一 翻刻するにあたっては、可能な限り原本に忠実におこなったが、次のような表記の統一をはかった。
 1 ミセケチについては、当該文字の左側に〃を付した。
 2 補入については、補入箇所に・を付して、細字で書き入れた。
 3 異本表記やルビなどは、当該文字の右側または左側に細字で書き入れた。
 4 誤字・脱字等による文意不通箇所については<ママ>と記した。
 一 各注記項目について、初めに巻毎の通し番号を付して『源氏物語大成』の本文を掲載した。その施注箇所については、*を付けて( )内にその頁・行数を記した。
 一 「源氏釈」の本文について、『源氏物語大成』の本文と重なる部分には、[  ]で括って示した。
 一 「源氏釈」の注記について、その出典を現行の活字通行本によって記載した。なお、
 1 一つの注記項目中に複数の注記箇所がある場合には、(1)、(2)、(3)と記した。
 2 諸本間で異なった注記をしている場合には、A、B、C、---と記した。

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